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ハッピーなライフスタイルを探して
エコ-フレンドリーリビング
vol.5
ひとが集い、笑い、憩う場所〜公園ばんさい!
その1

気がつくと、たいてい足が向く場所がある。どこに棲んでいても、どこの国や地域を訪れても「行きたい!」と意識するわけでもないのに、「行ってみようかなぁ〜」なんてボンヤリ思いながら、つらつらと歩く。そうしてそこで何をするわけでもなく、またぶらぶら歩いて、ベンチに座って、そしてまた歩き出す。気持ちがいい陽気なら、芝生にごろーんと横になって、視界を全部空で埋めてしまうこともあったり。でも結局、芝がちくちくあたって、あんまりココロからのんびりできなかったりする(笑)。

「公園」―――を意識するようになったのは、タスマニアで暮らしていたころ。通りにはぽこぽこと小さい公園があって、町の中心には集会が開けるような芝生があって、ちょっと足を伸ばせば、すてきなティールームが園内にある王立植物園があったり。今にしてみると、至る所が公園だらけだったように思う(島の1/3くらいが国立公園なんだから、確かにパブリックなスペースが多い島州だったのかも)。

不思議な場所だと思う、公園って。同じ公共(パブリック)な場所の代表と言えば図書館かもしれないけど、図書館は目的を持って来る人が多いのに対して、公園は、けっこう無目的に来て、(ワタシのように)ぶらぶらしている人や昼寝を楽しんでいる人もいる。無目的OKな場所。そういう場所って、少ないです(そういえば、「公園に目的があって来ると、例えば商売とか政治的なスローガンとか、おまわりさんにコレコレ、と注意されることがあるけど、無目的で行くぶんには何もおとがめがない、フシギな場所だ」と書いていた作家が居たように思う‥‥)。目的無し、無制限で受け入れてくれる場所。何をしてもいいし、好きなだけ居ていい。でも公共の場所だから、いろんな年齢の人が、さまざまな関係の人と一緒に(あるいは一人で)いる。なんだか、そういういろんな年齢の人(赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで)や、車椅子に乗った人や、ゆっくり歩く人、走っている人、栗色の髪の人、チョコレート色の肌の人、灰色の瞳の人‥‥そんなもうあらゆる人が、それぞれ何かに没頭して過ごせる場所って、すごくホッとしてしまう。すてきな場所だなぁって、しみじみしてしまう。そこで美味しいオーガニックのコーヒーなんて飲めたりすると、もっとすてき! なんて思うこともあるけど(笑)。

そんなことがすてきだなって改めて感じたのは、ストックホルムにある「ローゼンダール」という公園。花も樹も、草も鳥も人も犬も、全員楽しそう。訪れたのが夏だったから、陽差しもキレイでますますみんなぴかぴかに輝いているように見えた。人が集まるから公園なのか、公園だから集まるのか? 人が集まってくる場所なんだーと、心がほっこりした。そして、冬のボストン。雪が積もって、吐く息は真っ白で、10分も歩けば足の先が冷たくなってくるのに、それでも人は集い、お喋りをし、リスに餌をやっている。スケートリンクでは、楽しそうにクルクルと滑ってる。透明な凛とした空気に、やっぱりみんなぴかぴかに輝いていた。やっぱり、公園っていいな。もちろん、日本にある公園も!


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イノウエ*アキコ

スキューバダイビング専門誌の編集を経て、情報誌などの制作・編集に関わった後、1999年10月に渡豪。タスマニアで環境保全、オーガニックを学んだ後、パーマカルチャー【永続的かつ自給自足な生産を可能にするためのランドスケープデザイン】を修める。2001年8月から04年2月まで周期的にヴェトナムでNGOの活動を通してパーマカルチャーを実践。東京在住、雑誌を中心にペーパープリンティングの編集・ライターに携わる。


 


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ローゼンダール(ストックホルム)の公園の一部は、野菜を育てる畑になっている。農薬をなるべく使わずに、有機肥料で育てた野菜は園内のカフェのメニューに登場

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ローゼンダール(ストックホルム)の公園案内図。とてもとても広い。カフェだけでも3,4つある。苗や種、ガーデニング道具を売っている店、野菜やお菓子を売っている店、果樹園、バラ園、温室、とバラエティ豊か

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ボストンパブリックという名の公園。リスがここの公園の主様のようで、来園者は彼らに供物を捧げなければならない(冗談)

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いかにも「アメリカ的〜」と思ってしまった(笑)、ボストンパブリックにあったスケートリンク。冬の風物詩っぽくて、思わず撮ってしまった

 



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