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ハッピーなライフスタイルを探して
エコ-フレンドリーリビング
vol.6
ひとが集い、笑い、憩う場所〜公園ばんさい!
その2 オーストラリア篇
少し目を離したすきに(笑)、すっかり“春”になってしまった‥‥‥。
ワタクシゴトですが、一月から三月まで膨大な量の仕事にまみれ、周囲を見る暇もなく自分を省みることもなく、駆け足で来ちゃいました。それでも三月の三寒四温には翻弄され、「春はゆっくりだけど、確実に来ているなぁ」なんてほくそ笑んでいました。そうしたら、ほら、空気がまぁるくやわらかく、あたたかく、“春”になっているではありませんか!?
ワタシが住んでいるあたりは、住宅街なのですが、ここの嬉しいのは、家人がそれぞれ庭木に花の咲く木を植えているところ(余所様のお家の庭木で楽しませてもらっているなぁ)。「あぁ梅が満開ねー」とウキウキしたら、あとは駆け足で次々と花が咲いていきます。姿は見えずとも沈丁花の香りがほのかにして、木瓜がほころび出し、そして桃の花に見とれ、あれよあれよと木蓮の白い大輪の花が青空を彩っていまし。そして気づくと桜が満開に。まるで樹木に咲く花の輪唱みたい。途切れることなく継いで、繋いで、桜まで引き継がれる歌。最後に主役の登場といわんばかりに桜が咲き誇っています。でも脇役も捨てがたい(笑)、足元に目を遣ると、アスファルトの継ぎ目からちいさな濃い紫色のスミレが顔を覗かせている。「よかった、今年も逢えたね」。
さて、前置きが長くなりましたが、こんな時期、公園も賑やかですね。今回は、食べ物を収穫できる公園についてです。
オーストラリアに暮らしていたころ、ワタシの友人知人の多くは自分の庭で何か食べられるものを育てていました。ホバート(タスマニアの州都)では、ラベンダーがない庭はないほど。ミントなど手軽に育てられるハーブや、ルバブやニンジン、サニーレタスのような葉ものベジ、それからフルーツも育てていました。カリンやプラム、小さいピーチ、リンゴともぅたわわです。友だちたちは、農薬を撒くのが面倒くさがりなオーガニック派(笑)揃いだったので、自分の庭の収穫物は、やってくる虫や鳥たちとの争奪戦でした。それも楽しいらしく、「いつも負けちゃうのよね〜」と笑っていました。きっと秋に向かう今頃は、争奪戦に備え、窓から実のなり具合を眺めつつ収穫時期を測っているのでは‥‥。
庭がない集合住宅に暮らすような人々が集まって市営の公園が、町中にあるのが欧米都市の特徴と思います。オーストラリアももれずシドニーやブリスベンの都市を歩いていると、小路に埋もれている『コミュニティガーデン』や『シティファーム』にひょっこり出合います。市民による市民のためのガーデン。花木を植えるのも素敵だけれども、食いしん坊のオージーは、食べられるものを植えて、みんなで育てて(しかもオーガニック)、収穫を楽しみます。収穫の頃は、近隣近所(に限らないけど)みんなが公園に集まって、料理やお菓子を持ち寄って、ビールとワインでBBQを楽しみ、歌い踊り、ヨガやメディテーションのワークショップと賑やかです。街の中の公園にもかかわらず、人が集い、食べ物を育て、戴くというのが、ほんとうに素敵と衝撃すら受けました(笑)。田舎に暮らさなくてもできるんだ〜とワタシは憧れの眼差し。一人よりみんな、というのがまた公園らしいトコロ!
しかもこの種のガーデンは、病院や幼稚園とお隣同士だったりして、患者さんや園児たちがよく遊びに来たりするとか。「えー! もぅすっっごくステキ!」とさらに感激。またいつの日か遊びに行きたいガーデンなのです。
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イノウエ*アキコ
スキューバダイビング専門誌の編集を経て、情報誌などの制作・編集に関わった後、1999年10月に渡豪。タスマニアで環境保全、オーガニックを学んだ後、パーマカルチャー【永続的かつ自給自足な生産を可能にするためのランドスケープデザイン】を修める。2001年8月から04年2月まで周期的にヴェトナムでNGOの活動を通してパーマカルチャーを実践。東京在住、雑誌を中心にペーパープリンティングの編集・ライターに携わる。 |
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