| タスマニアとエコロジー
タスマニアとエコロジー

タスマニアの自然環境にまつわる制度や人を紹介します。
人間を含めたすべての生物と環境との相互関係を考えてみましょう。 タスマニアには氷河期に大陸から渡って来て海岸に住み着いたのだろうと考えられる先住民アボリジニがいた。しかし1803年よりイギリス人の移住と支配が始まった*2。この侵略によりタスマニアに住んでいたアボリジニ人口が減っていく。タスマニアのアボリジニはオーストラリア本土のアボリジニとは身体的、言語的、文化的に異なり固有であったが最後の純血アボリジニと言われたTruganiniさんが1872年に亡くなった*3。現在オーストラリア連邦政府はアボリジニと呼ばれる人々は人種よりもその社会性の違いを定義基準にあげている。アボリジニと呼ばれるのは「オーストラリアの土地に古来よりすむ住民でありアボリジニとして名乗り住み地域のコミュニィティーによってアボリジニとして認められている人である」*4
タスマニアに住んでいる多くの人はイギリス人移住者の子孫や後のオーストラリア政府による移民政策により他国から移民して来た人達である。近年ではタスマニアの豊かな自然や田舎のゆったりとした雰囲気に惹かれてオーストラリア本土からイギリスそしてニュージーランドなどからの移住者もいる。タスマニア人はタジーと呼ばれ概して自然愛好家が多い。ここはまた、自然保護主義者(通称Green)が多く移り住む所である。街を歩くとまるでヒッピーのような格好をした人達を見かける。長髪、レゲエ風のヘアスタイル、長いあごヒゲ、ウェスタンハット又は手編みのキャップを被った彼等の多くがまさにGreen
peopleである。
タジーは質素な生活を好み、余暇の楽しみ方を知る達人である。週末には街から人が消える。まるで日本の正月のようである。彼等はいったいどこへ行くのだろうか?どうやら家で親しい仲間を呼んでホームパーティ−をしたり、家族で公園や郊外まで出かけたりしているようだ。そこでタジーは自然との触れあいを楽しみ、何もしない時間を大切にする。自然の中で過ごす時間が長いタジーは自然に対する免疫が強い。
よっぽど酷い雨でなければ、雨の中カッパを着て自転車通勤する人やジョギングを楽しむ人を見る。また彼等は身近にある動植物に対する知識も豊富だ。彼等の知識はどうやって得られるのだろう?小さい頃から親と一緒にハイキングにでかけたりアウトドアを楽しむうちに自然と覚えるらしい。ある課外活動で10代の生徒に「これはJack
jumperという蟻。噛まれるから気をつけろ」と注意を受けたり、奇麗な黄色の実を採って「これは野生のパッションフルーツ食べれるよ、ほら」と勧められたりする。タジーに感心させられタスマニアの美しい自然環境を目にする。こうしてみると自然環境と人間の関わり方を考えさせられる。
注:
*1 Australian Bureau of Statistics (ABS), 2004:
Tasmania at a Glance,
ABS Catalogue No. 1305.6.
*2 &3 Rod Ewins, 2001:
A Personal View of Tasmanian History,
A Brief History of Tasmania Part 1:
The First Tasmanians, and European
Discoveries and Invasion, <
http://www.justpacific.com/
tasmania/first.html>,
(accessed 14 Sept 2005).
*4 ABS, 2004: Web
Site Indigenous Statistics, < http://www.abs.gov.au/websitedbs/
D3310116.NSF/0/4ea71b2baffb7565ca
256ef6002b9b13?OpenDocument>,
(accessed 8 Sept2005).
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