2007年6月8日
【米国発】ミネラルウォーターによる環境負荷を考える
世界で最も成長している飲み物である容器入りミネラルウォーターは、ゴミ埋立地にプラスチックを増加させ、天然水の源泉に負荷を与えるなど高い環境コストを及ぼすと、ワールドウォッチ研究所が報告した。現在、先進国の多くの人々が、ミネラルウォーター購入時に安全性、清潔さ、味などを望んでいる一方で、世界の貧しい国にすむ10億人以上の人々は、十分な飲料水を手に入れることができない。このレポートでは、容器入りミネラルウォーターのため、過剰に水を取り出した結果、小川や地下の帯水層が枯渇するなど環境への影響や、ボトリング、包装、保管、運搬などにかかるエネルギー費用、プラスチック容器に必要な何百トンという石油の環境コストについても報告されている。
"Report Finds Bottled Water Has High Environmental Costs"
http://www.enn.com/
2007年6月7日
【カナダ発】激減するふくろうを動物園で保護する計画に賛否
北東太平洋の科学者グループが、カナダのブリティッシュコロンビア州に生息するnothern spotted owlsというふくろうを動物園で保護し、絶滅から守ろうと提案した。同地方では、森林の伐採が進んだ事によりふくろうの生息地が失われ、近年急激にその数が減少している。今回の提案は、州政府に新しくふくろうの保護区を認めさせるまでは動物園等で飼育し、その後、新しい保護区に放すという計画だ。しかし、環境学者からは、現在ふくろうが住んでいる地域を保護・復旧しなくては、この計画を実施してもふくろうは絶滅に向かうだろうと批判的。
"Scientists Advise Capturing Spotted Owls"
http://www.enn.com/
2007年6月6日
【インド発】遺跡の汚れを泥パックできれいに
17世紀に建設されたタージマハルは、白い大理石の輝きを誇ってきた。だが最近、周囲の大気汚染がひどく、泥の粒子やススなどで黄色に汚れてしまった。この汚れを取り除くために泥でパックをするという方法が、インド国会の委員会で推薦された。タージマハルを泥で覆うことで、泥が表面の汚れを吸着し、乾いたら洗い流すという方法で、作業は2ヶ月かけて行われる。これは実際、過去にタージハマルの掃除に使われていた方法だという。作業には23万ドル(2,700万円)の費用がかかる。毎年3万人もの観光客がタージマハルを訪れるが、現在も汚染対策のため、車で来た観光客はタージマハルから3キロも離れた場所に駐車し、電動のバスや、馬車などを使ってタージマハルまで移動しなければならない。
"Pollution Turning India's Famed Taj Mahal Yellow, Will Require Mud Bath To Clean"
http://www.enn.com/
2007年6月5日
【オーストラリア発】森林伐採を減らして温暖化対策を!
熱帯雨林の伐採を完全に止めることは無理かもしれないが、その伐採量を減らすだけでも、温暖化の原因となる二酸化炭素が大気中に放出される量を大幅に減らせることがわかった。木は光合成で二酸化炭素を吸収するが、伐採されて燃やされる際に、吸収した二酸化炭素が大気中に放出される。このため、森林伐採により、毎年15億トンの二酸化炭素が大気中に放出されているという。しかし、森林伐採量を現在の半分に減らせば、2050年までに放出を500億トン削減出来るという。現在、特に森林伐採がひどいのがブラジルのアマゾンと、ボルネオ島を中心としたインドネシアの熱帯雨林。インドネシアの熱帯雨林は不法伐採と、近年バイオ燃料として需要の高いヤシ油生産のため、ヤシのプランテーションを作るために森林が伐採されており、あと15年で熱帯雨林は完全に姿を消すという説もある。