「カッコいいオーガニックコットンを広めたい」。そう将来を語る渡邊さんも、はじめは試行錯誤の毎日だった。オーガニックコットンを日本に輸入し始めたのは10年以上前。当時、オーガニックコットンの意味を知る人は、ほとんどいなかった。しかしそれでも、渡辺さんは地道にオーガニック製品を広めようと常に努力してきた。その製品づくりの根底にあったのは、日本の伝統技術とオーガニックコットンの融合。渡邊さんは、世界No.1と呼ばれる日本の織物技術を持つ職人たちと、よい製品を作ろうと頑張ってきた。安価だからといって多くの繊維産業が海外に流出した現在でも、日本の伝統技術へのこだわりと誇りは捨ててはいない。だから今、世界でもトップレベルのオーガニックコットン製品が日本で生まれている。「日本の技術は世界に誇れるものなんです」。目を輝かせて語る渡邊さんには、伝統への強い思い入れがある。その思い入れが、日本各地の特色についてとことん理解し、その特色をオーガニックコットン製品に活かすことにつながった。
渡邊さんが手がけるオーガニックコットン製品がエコであることは間違いない。だが、日本の伝統技術を守りながらオーガニックコットンを広めていくことは、それ以上の社会貢献である。アバンティのオーガニックコットン製品は、生産・製造工程での徹底した管理によって、環境への負荷の低減をはかり、認証も取っているほどの製品だ。その良質な製品を地域の伝統を活かして製造することで、その地域の発展、また、文化の継承に役立っている。
渡邊さんの次なる目標はずばり世界。世界でも認められるカッコいいオーガニック製品を広めるために、渡邊さんはすでにもう次のステップを踏み出している。エコ+伝統+カッコよさ。世界が新たなるオーガニックコットン文化の誕生に気づく日も近いようだ。
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