宮崎さんが代表を務めるビーボコーポレーションでは植林事業を行っている。場所は1998年の森林火災で日本の国土の約1/7(570万ha)の森が消失したインドネシア、東カリマンタン。ひとくちに“植林事業”と言っても宮崎さんが考えたのは、ただ寄付するだけで終わらない森を育てるシステム作りだ。宮崎さんが提案するのは、「みんなが参加し、みんなが分け合うシステム」。つまりは、植林する人と植林される土地の人々にもプラスになるシステム。それは、エコロジーとエコノミーの両立でもある。植林された木は将来木材になり、10年後余り後に販売利益につながる。これは、植林する側の利益である。そして、現地では、植林地の管理は地域コミュニティに委託し、現地雇用につなげる。また、植林地では、木を伐採せずに行える商品作物の栽培技術も提供し、現地にお金が落とせるようにする。それは、植林される土地の人々の利益につながる。そして、植える側も自分の木が植えられている土地について考え、また、植林された土地の人々も環境について考えるチャンスを与えられる。植える人と現地の人、また、それを取り囲む人々をつなげる仕組みがここにはある。まだまだ現地の人々への農業技術指導など課題はあるが、これは、みんながハッピーになるシステムと言っていい。
将来のヴィジョンは、ビーボの植林システムをより多くの人に知ってもらい、参加してもらうこと。「コンビニで植林が申し込めるといいですね」と、宮崎さんは語る。
植林をもっともっと身近なものにしていきたいと考えている。例えば、誕生祝や出産祝いとして植林を申し込めるようになる日も近いかもしれない。
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