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8月26日、霞ヶ関にある中央青山監査法人で「企業とNGO/NPOのコラボレーション」セミナーが開催されました。開催の2週間前には50名の定員を締め切る盛況ぶりで、環境問題はじめCSR(企業の社会的責任)の取り組みに対する関心の高さが伺えます。当日は企業のCSR担当の方、NGO関係者、学生など様々な参加者が出席しました。

講演に先立って、中央青山サスティナビリティ研究所の田原由美子さんからNGO/NPOの歩み、時代背景とともに変化してきた企業との関係・CSRの進展の説明があり、最近の動向として、本業での協働型やCRM(Cause-related Marketing)型など社会投資としてメリットが高いコラボレーションのモデル紹介がありました。

最初の講演では、主に国際的な活動をするWWFの鮎川ゆりかさんが、様々な活動の中から、地球温暖化をはじめとした世界各地の気候変動への取り組みに焦点を当てて、企業とパートナーシップを組んで温室効果ガス削減を実践する「クライメートセーバーズ」プログラムの説明があり、先進的な海外の参加企業や、徐々に広まりつつある国内の企業の取り組み事例が紹介されました。その他、燃料転換を目指す「パワー・スイッチ!」キャンペーンや産・官・民が連携して一般の人に地球温暖化問題の理解を促す「温DOWN化計画」キャンペーンなどの具体的な取り組みを通して、NGO/NPOと企業とのコラボレーションの実効性が示されました。

 


続いて、エコロジーオンラインの上岡が講師となり、主に国内で活動するNGOの事例として「普通の人」がネットワークを通じて産・官・民・学のコラボレーションをコーディネートするように至った活動経緯が説明されました。
その中から実際のコラボーレーションモデルとして、アーティストを核とした「artists' power」、3R型のライフスタイルを提案するWEBサイト「Re-Style」、ナチュラルなライフスタイルを指向する読者層を持つ「Lingkaran」、CRMスキームを利用したエコソリューション「GREENSTYLE」などを引用しながら、企業価値を高めながら一般消費者が環境保護活動に参加できるコラボレーションの実例が語られました。

間に紹介されたグリーン電力、バイオマスプラカップ、間伐材など現在進行している取り組みの話では大きくうなづく参加者もいて、現実的で身近な取り組みに対する関心が高いことが感じられました。最後に、普及啓発型から実現可能型活動の推進や、行政・企業・NGOの相互コミュニケーションのコーディネートの展開など、エコロジーオンラインの今後の展望が語られました。




講演後のパネルディスカッションでは、まずWWFの山岸尚之さんから、過去の事例に基づく企業とのコラボレーションの様々な類型の紹介があり、企業のリスク予防として積極的にCSRへ取り組むことの重要性が語られた後に、過去のコラボレーションで苦労した話になりました。
WWFの鮎川さんからは国内ではまだまだ認知度・理解が低いこと、エコロジーオンライン上岡からはNGOの文化と企業の文化のギャップなどの問題点が話し合われましたが、今後の可能性として、ネットワークを活用して情報を共有すること、風土にあった連携方法を模索すること、本業での協働が不可欠であることなど問題解決のためのヒントが意見交換されました。

パネルディスカッションのあとの質疑応答では、次から次へと質問が寄せられ活気を残しながらセミナーは終了となりました。


途中休憩をはさんで4時間に渡るセミナーでしたが、長さを感じさせない充実した内容で、プログラム終了後のリラックスした雰囲気の交流会では講演者の回りに意見を求める人だかりができたり、参加者の間で活動状況や問題点などを積極的に情報交換する様子も見られ、閉会間際まで大変な盛り上がりを見せました。

 


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