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4月19日、(株)損害保険ジャパン本社の大会議室で「木づかいのススメ」シンポジウムが開催されました。主催は日本の森を育てる木づかい円卓会議。パネリストは、阿川佐和子さん(文筆家)、稲本正さん(オークヴィレッジ代表)、川井秀一さん(日本木材学会会長 京都大学教授)でした。コーディネーターはエコロジーオンラインの上岡が担当しました。当日は間伐材商品などが飾られている大会議室の中、260名を越える人がシンポジウムに参加しました。



日本の森を育てる木づかい円卓会議は、川井秀一さんが議長をつとめ、学識経験者、経済界、市民のメンバーが参加しています。国産材を使うことによって、日本の森を元気にし、持続可能な暮らしが実現できる、というメッセージを伝えています。日本の国土の3分の2は森林。日本で林業が盛んだったころは手入れをされていた山々も、今では放置されたまま荒れていくばかりです。環境のことを考えて木を使用しない、のではなく、森林を手入れし木を使用していくことが必要なのです。川井さんは「国土を守るために、国産材を使う必要があるのです。」と語りました。

国産材で家具等を製作するオークヴィレッジ代表の稲本さんは、国産材の減少は都市に出て働く人が増え、林業にたずさわる人が減少したため、と語りました。昔は工事の足場、お米の干し台などの用途に利用されてきた間伐材も、その需要が減少。また、床柱などを使う日本建築が減少したことも間伐材利用の減少につながります。稲本さんは、「日本文化の変化が、林業にも変化をもたらした。」と語り、林業をサポートするための経済的システムの必要性を示しました。

日本の森を育てる木づかい円卓会議のメンバーでもある阿川さんは、間伐材利用のための様々なアイデアを披露。間伐材を使用したガードレール、ワインのコルク、など身近なもので間伐材を利用できるものは色々とあるのではないか、と語りました。また、買い手、売り手、使い手がうまくつながることが、国産材利用を増やすことになるのでは、と語りました。

これらのパネルディスカッションに加え、会場からも日本木材青壮年団体連合会、オフィス町内会、古河スカイ(株)、損害保険ジャパン・アセットマネジメント(株)の取組みなどが紹介されました。

様々な問題や障害がある中、それぞれが出来ることをやっていくこと、具体的なプロジェクトを実行することの大切さが確認されました。1時間45分にわたるシンポジウムはあっという間に時間が過ぎ、様々な面から「木」を考える充実した内容でした。参加者からの反響もとても良かったようです。




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