そして後半は、東京蒲団技術学院講師の澤田清子さんによる座布団作りの実際です。使用したわたは、古いふとんのわたを打ち直したリサイクルわたです。澤田先生の鮮やかな手さばきに感嘆しつつ、参加者お一人ずつ小さな座布団を完成させてお持ち帰りいただきました。
こんな非効率な作業の再現ですが、わたを通してスローライフの原点にある自然の恵みの豊かさや、暮らしの中の本当の喜びを思い起こしていただきたい、と言うのがこの講座の開催趣旨です。とはいえもともとは一日コースで企画した内容を午後からの半日コースに圧縮してしまったため、「超スピードのスローライフ体験会」になってしまいました。
今回再現できた工程はわたにまつわる奥深い暮らしの営みのほんの入り口に過ぎません。絶滅寸前になっていた日本古来種のわたも、田畑さんの23年間にわたる地道な努力によって、日本各地で栽培が始まっています。わたしたちの先代がわたと一緒に営んでいた、こころ豊かな暮らし方も今蘇りが始まったところです。
いろんな不手際のあったイベントでしたが、参加者アンケートでは「大変よかった」に○がほとんどで、お礼の電話などもいただいて、またまた次のプランがふつふつと湧き上がっているところです。
江東区ふとんリサイクル推進協議会 親松徳二