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2月16日の京都議定書発効を控え、WWF主催のイブパーティーが銀座・ソミドホール(ソニービル)で開催されました。参加者は京都議定書にエネルギーを注ぎ込んできた数々のNGOの人々や関係者。ホールは100名ほどの人々で埋め尽くされました。その中には小池百合子環境大臣、COP3(*1)の議長を勤めた大木浩さんの姿も。

WWFの鮎川ゆりかさんの開会の言葉に始まり、小池環境大臣、大木浩さん(JCCCA(*2))、浅岡美恵さん(気候ネットワーク)や参加していた国会議員の人々などが京都議定書への想いを語りました。

共通する想いは、京都議定書発効はゴールではなくスタートだとういこと。1997年、COP3で京都議定書が生まれてから8年が経ちます。その間、アメリカの離脱によって危機にもさらされました。それでも京都議定書発効までたどりつけたのは想いをいだく政治家や数々のNGOの人々に支えられてきたから。パーティーでスピーチをした人々に”やっとここまできた”という気持ちが溢れてるのは当然のことと言えるかもしれません。そして、市民の力の大切さも語られました。浅岡さんは、日本でNPO活動の強い流れが初めて生まれたのが、京都議定書のためだった、と語りました。

一連のスピーチが終わって、歓談の時間。美味しいアペタイザーが振る舞われ、手にはグラスを持ち、これまでの活動やこれからのことを語っている人々、新しいつながりを生んでいる人。環境に、社会に、強い想いを持っている人々の集まりはエネルギーに満ちているようでした。

会場では”NPOから見た京都議定書”というスライドショーで、1995年ベルリンでのCOP1から、去年2004年ブエノスアイレスでのCOP10までの軌跡が映し出されました。会議での交渉、徹夜で挑んだ人々の様子、世界各地でのNPOの活動、などこの9年間、京都議定書がどのように生まれ、発効されるに至ったかを垣間見ることができました。

その後、遠藤秀一さん(Tuvalu Overview)が南太平洋にある島国ツバルの様子をスライドで説明しました。このツバルという国は、地球温暖化による海面の上昇によって一番最初に無くなってしまう国だと言われています。現在すでにその影響は出ていて、島は少しずつ海に埋もれつつあるのです。スライドの中に、海岸線で石を積み上げている子供達の姿がありました。波がきて石が流される度に積み直すという作業を続けています。地球温暖化の原因となる二酸化炭素を含む温暖化ガスは主に先進国が排出してきたもの。でも、その影響は南太平洋の小国に最も現れているのです。ツバルの首相は言いました。

「私たちの国は温暖化によって消失すると言われていますが、私たちは今できることをしていく。他の国々も少しでも力になるように協力してほしい。そのような意味で京都議定書の発効はとても重要なものだと思っている。」

そして続いたのは、白井貴子さんによるミニライブ。ご自身も自然の大切さを強く感じているという白井さんは、”野生のマーガレット”や”美しい地球”といった曲を披露。地球への想い、人々へのメッセージがつまっている曲たちでした。最後は会場の人々も一緒になって”美しい地球〜”を歌い、盛り上がりました。”これからも一緒に頑張っていきましょう!”という白井さんのメッセージが会場を包みました。

最後は、ジェニファー・モーガンさん(WWFインターナショナル・気候変動チーム・ディレクター)の言葉で締めくくられ、あっという間の2時間弱のパーティーが終わりました。

集まった人々はそれぞれの想いを胸に帰途についたことでしょう。地球温暖化をやわらげるために、私たち「普通の人」ができることは沢山あります。ひとつひとつ、一歩一歩、進んでいきたいですね。


(*1)COP3:気候変動枠組条約第3回締約国会議:1997年に京都で行われた会議。この会議で京都議定書が決定された。その時の議長を務めたのが当時の環境大臣だった大木浩さん。
(*2)JCCCA:全国地球温暖化防止活動センター

京都議定書発効となった16日にソニービル前で行われたPRイベントの様子


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