
私たちの暮らしから生まれるプラスチックゴミが海の生きものたちを苦しめている。
死んだ海鳥の胃袋のなかを調べてみると、プラスチックゴミがたくさん詰まっていたという事例も多数、報告されている。
なぜ彼らはプラスチックゴミを食べてしまうのか。その理由としてゴミが発する匂いがその原因となっていることがわかってきた。その匂いがゴミをエサとカン違いさせてしまうのだ。
これまでプラスチックゴミが、ミズナギドリや、アホウドリなどの海鳥に与える影響について調査されることはあまりなかった。それにチャレンジしたのがUC Davisの研究者たちだった。

彼らの調査によれば、これらの海鳥は長年にわたってオキアミなどを食べてきた。オキアミがエサとするのが藻類だ。
藻類がオキアミに食べられた時に有機硫黄化合物のジメチルスルフィドを分泌する。海苔の香り成分として知られるこの匂いを感知すると海鳥たちは大好物のオキアミがいると誤解してしまう。そのためプラスチックゴミを飲みこんでしまうというのだ。
海洋に流れ出したプラスチックゴミがどういう過程でサカナやウミガメなどに食べられるのかはまだ解明されてはいない。苦しむ生き物の側にたったこの研究をベースに様々な研究が行われていくことになるだろう。
私たちの暮らしを便利にしたプラスチックをゴミとして排出しない文化をつくるのは容易ではない。国の規制などを通じてプラスチックゴミの総量を減らし、いかに流れ出たゴミを回収し、海の生き物がそれを食べないような対策をとるか。本格的な取り組みはまだ始まったばかりだ。
<参照ページ>
Why Do Seabirds Eat
Plastic? The Answer Stinks
Marine Plastic
Debris Is an Olfactory Trap for Seabirds
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
www.eco-online.org Blog Feed
【里山スクール講座④レポート】2/16 土に触れよう!有機農業を学ぼう!小林寛利氏 (火, 18 2月 2025)>> 続きを読む
関西学院大学KG SDGsキャンパスサポーターとNPO法人エコロジーオンラインが協働 (Thu, 13 Feb 2025)
>> 続きを読む
イオル里山スクール① 山井忍氏の「みせて、おしえて、匠のワザ」ワークショップ(2/7〜10) (Wed, 12 Feb 2025)
>> 続きを読む
【里山スクール講座⑥レポート】2月11日 いっしょに当事者研究をしてみませんか?上岡陽江氏 (Wed, 12 Feb 2025)
>> 続きを読む
<桝形理事のバングラデシュレポート①> 無事、ダッカに入りました! (Sun, 09 Feb 2025)
>> 続きを読む
【里山スクール講座①レポート】1月25日~28日 丸岳コモン再生プロジェクト with けんちくや代表 山井忍氏 (Wed, 05 Feb 2025)
>> 続きを読む
バングラデシュ スラム街のこどもたちへの支援募集 〜小さな発電所がつなぐ、明るい未来〜 (Mon, 03 Feb 2025)
>> 続きを読む
【里山スクール講座レポート】1月20日、21日坂田 マサコ先生の里山再生プロジェクトが始まりました。 (Mon, 03 Feb 2025)
>> 続きを読む
【里山スクール講座④レポート】「土に触れよう!有機農業を学ぼう!」多田より愛を込めて第1回レポート (Mon, 03 Feb 2025)
>> 続きを読む
1月18日、「ミライチャレンジプロジェクト 活動成果報告会・とちぎ若者ミーティング」が栃木県総合文化センターで開催されました。 (Mon, 03 Feb 2025)
>> 続きを読む
コメントをお書きください