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キッズニュース
2026年
3月
01日
日
自然保護の成功が教えてくれる希望の物語
Image by Лили Михайлова from Pixabay
地球の未来について語るとき、私たちはどうしても悲観的なニュースに目を奪われがちだ。失われる森林、絶滅に瀕する生き物、止まらない温暖化。しかし、世界各地で静かに、しかし力強く進んでいる「自然保護の成功例」に目を向ければ、そこには確かな希望が宿っていることがわかる。自然は、私たちが適切な手を差し伸べ、干渉を控える場所を作れば、驚くべき強さで「跳ね返る(バウンスバック)」力を持っているのだ。
🐯 戻ってきた森の王と海の巨星
かつて絶望的だと思われていた種が、人間の努力によって奇跡的な復活を遂げている。
その象徴的な例が、野生のトラである。20世紀初頭には10万頭いたとされるトラは、2010年頃にはわずか3,200頭ほどにまで激減していた。しかし、インドやネパール、タイなどが主導した強力な保護活動と生息地の回復により、その数は再び増加に転じている。特にネパールでは、トラの数が倍増するという驚異的な成果を上げた。
また、海でも大きな変化が起きている。かつて捕鯨によって絶滅寸前まで追い込まれたザトウクジラは、現在、多くの海域で個体数が劇的に回復している。彼らが潮を吹き、尾びれを振る姿は、私たちが決断し、行動を変えれば、海という広大な生態系も再生できることを証明している。
🦫 「自然のエンジニア」が再生する生態系
特定の種を守るだけでなく、生態系そのものを本来の姿に戻す「再野生化(リワイルディング)」の動きも、大きな成果を上げている。
例えば、ヨーロッパでのビーバーの再導入だ。ビーバーは「生態系のエンジニア」と呼ばれ、彼らが作るダムは湿地を生み出し、水の流れを緩やかにする。これにより、多くの水生昆虫や鳥たちが戻り、地域全体の生物多様性が一気に高まった。人間が細かく管理しなくても、自然が自ら自分たちを治癒する「仕組み」を取り戻したのである。
🌏 世界が手を取り合った「オゾン層」の奇跡
自然保護の成功は、生き物だけに限らない。私たちがかつて直面した地球規模の危機、オゾン層の破壊も、国際的な協力によって解決に向かっている。
1987年のモントリオール議定書により、有害な化学物質の規制が進んだ結果、オゾン層は現在、着実に回復しつつある。これは、人類が科学的な警告を真摯に受け止め、国境を越えて協力すれば、地球という大きなシステムの崩壊さえも食い止めることができるという、最も力強い証拠の一つである。
✨ 希望は「次の一歩」の原動力になる
自然は、私たちが思うほど脆(もろ)くはない。しかし、決して無敵でもない。今回紹介した成功例の背後には、何十年にもわたる研究者の献身、地域住民の理解、そして政治的な決断があった。
「もう手遅れだ」と絶望し、立ち止まってしまうことが、地球にとって最も危険なことだ。成功事例は、私たちの努力が決して無駄ではないことを教えてくれている。傷ついた大地や海が再び息を吹き返す姿を見つめることは、私たちがこれからも地球と共に歩んでいくための、優しくも確かな勇気を与えてくれる。自然の回復力を信じ、その力を引き出す手助けを続けること。それが、私たち未来の祖先が果たすべき、最も美しい責任である。
<関連サイト>
How
Recent Conservation Wins Proved Nature Can Bounce Back
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部(AIを使用)
2026年
1月
25日
日
地球規模の「水破産」:未来の命を使い果たす前に
Photo by Yoann Boyer on Unsplash
私たちは今、目に見えない巨大な負債を抱えながら生きている。それはお金の問題ではなく、生命の源である「水」の物語だ。国連大学(UNU-INWEH)が提示した「地球規模の水破産(Global Water Bankruptcy)」という概念は、人類が自然の再生能力をはるかに超えるスピードで水を使い続け、ついにその家計が立ち行かなくなっている現状を鋭く、かつ静かに指摘している。
💧 「貯金」を切り崩す暮らしの限界
水破産とは、単に「水が足りない」という状態を指すのではない。それは、私たちが川や湖、そして地下水という地球の「銀行口座」から、補充される以上のペースで水を引き出し続けているという構造的な危機を意味する。
特に深刻なのは、数千年の歳月をかけて蓄えられてきた地下水の枯渇だ。世界中の主要な穀倉地帯では、農業のために地下水を汲み上げ続けており、その水位は年々下がり続けている。一度空になった地下水層が再び満たされるには、気の遠くなるような時間が必要だ。私たちは、未来の世代が使うはずの水を、今の利益のために「前借り」して使い果たしているのである。
🧪 質と量のダブルパンチ
水破産を加速させているのは、量の不足だけではない。「質の悪化」というもう一つの側面がある。世界中で排出される下水の約80パーセントが、適切な処理をされないまま自然界に放出されている。これにより、利用可能なわずかな淡水さえも汚染され、実質的に「使えない資産」へと変わっているのだ。
さらに、気候変動がこの状況に拍車をかける。これまでの水管理のモデルは、過去の安定した気候データに基づいて作られてきた。しかし、極端な干ばつや集中豪雨が頻発する現在、古い「家計簿」はもはや役に立たない。水という資産の価値が、予測不可能な天候によって激しく変動し、不安定になっているのである。
🌾 食卓から始まる新しいバランスシート
では、この破産を回避するために、私たちは何をすべきだろうか。研究チームが強調するのは、まず「農業」のあり方を根本から見直すことだ。世界の淡水利用の約70パーセントは農業に費やされている。より少ない水で育つ作物の開発や、効率的な灌漑(かんがい)技術の導入は、水の家計を改善するための最も効果的な手段となる。
また、水に「適切な価値」を与えることも不可欠だ。私たちはあまりにも長い間、水を「無限で安価なもの」として扱ってきた。しかし、水は有限で、かけがえのない資本である。その真の価値を経済や政策の柱に据え、国境を越えて協力し合う新しい「バランスシート」が必要とされている。
✨ 共に守る、地球の潤い
水破産という言葉は、私たちを脅かすためのものではない。それは、手遅れになる前に家計を立て直し、地球という家を長持ちさせるための「誠実な助言」である。
水はすべての人に、そしてすべての命に平等に必要なものだ。誰か一人が豊かになるために水を独占するのではなく、地球全体でこの貴重な財産を分かち合い、守り抜くこと。私たちが今日、蛇口をひねるその瞬間に、水という命の贈り物の重みを少しだけ想像してみる。その小さな意識の変化が、地球規模の破産を防ぎ、青く潤う未来を子供たちに残すための確かな一歩となる。
<関連ニュース>
Global Water Bankruptcy
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部(AIを使用)
2026年
1月
11日
日
野生のオオカミと暮らす知恵:トルコで解き明かされた「衝突」のパターン
Photo by Darren Welsh on Unsplash
トルコの大地には、古くから気高くも厳しい野生のオオカミたちが暮らしている。しかし、彼らと人間との間には、家畜をめぐる深刻な「衝突」という、避けては通れない課題が長年横たわってきた。そんな中、最新の研究は、17年という長い歳月のデータを詳細に分析することで、これまで予測不能だと思われていたオオカミによる家畜被害に、実ははっきりとした「パターン」があることを突き止めた。これは、自然を制圧するのではなく、そのリズムを知ることで共生を目指すための、大きな希望となる発見である。
🐾 季節が教える「空腹」のリズム
研究によると、オオカミと人間の衝突が最も激しくなるのは、決まって8月から10月にかけての時期である。これには、オオカミの家族の切実な事情が深く関わっている。
春に生まれた子オオカミたちが大きく成長し、最も多くの食べ物を必要とするのが、まさにこの晩夏から秋にかけてなのだ。育ち盛りの子供たちを養わなければならない親オオカミたちは、より確実で仕留めやすい獲物を求めて、人間の飼う羊や牛に目を向けるようになる。また、秋が深まるにつれて山の上の野生動物が移動を始め、本来の獲物が減ってしまうことも、彼らを人里近くへと引き寄せる要因となっている。
🌲 狙われやすい「場所」の共通点
場所についても、特定の傾向が見られた。被害が頻発するのは、森の境界線付近や、岩場の多い険しい地形の場所である。オオカミにとって、身を隠しながら獲物にそっと近づくのに絶好の環境だからだ。このように、「いつ」「どこで」リスクが高まるのかが分かれば、人間側もただ無防備に被害を待つ必要はなくなる。
この研究が私たちに教えてくれるのは、対策には「メリハリ」が重要だということだ。一年中警戒を続けるのは難しいが、リスクが高まる秋口に重点を置いて、伝統的な番犬(牧羊犬)を増やしたり、羊飼いによる見守りを強化したりすることで、被害は劇的に減らすことができる。
🤝 知恵で紡ぐ、新しい共生の形
闇雲にオオカミを恐れ、報復として命を奪ってしまうのではなく、彼らの習性を正しく理解し、先回りして守りを固めること。それが、村人たちの暮らしと財産を守り、同時に生態系の重要な一員であるオオカミを保護する、最も優しく賢い解決策である。
私たちは今、自然との距離感を問い直されている。トルコの山々で起きているこの衝突と和解の物語は、日本に住む私たちにとっても、野生動物とどう折り合いをつけていくべきかという、普遍的な知恵を授けてくれている。異なる命が同じ大地を分け合って生きるためには、相手の事情を知り、知恵を絞る。その地道な積み重ねの先にこそ、真の共生への道が開かれているのだ。
<関連サイト>
Long-term study reveals predictable patterns in wolf–human
conflict across Türkiye
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部(AIを使用)
Stop! 絶滅きぐ
低炭素な言葉
2021年
10月
20日
水
【脱炭素な言葉】新たな価値を生む!?アップサイクル
最近聞かれるようになったアップサイクルとはなんでしょう。
日本で親しまれているリサイクルの標語3R(Reduce・削減、Reuse・再利用、Recycle・再生)。アップサイクルとはこのうち「Reuse・再利用、Recycle・再生」の2つをさらに発展させたものと言えます。
2021年
9月
27日
月
【脱炭素な言葉】循環型社会が一歩前進!? サーキュラーエコノミー
最近聞かれるようになったサーキュラーエコノミーとはなんでしょう。
日本で親しまれているリサイクルの標語3R(Reduce・削減、Reuse・再利用、Recycle・再生)。これを基にさらに発展させた考えと言えます。
2021年
7月
06日
火
【脱炭素な言葉】ESG投資はSDGsとどう違う?
最近聞かれるようになったESG投資とはなんでしょう。
ESGとはEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字をとったもので、この3つに配慮した企業に投資することをESG投資といいます。
2021年
6月
07日
月
【脱炭素な言葉】カーボンプライシングってな~んだ。
最近聞かれるようになったカーボンプライシングとはなんでしょう。
いま世界を騒がせている気候変動は二酸化炭素の排出による地球温暖化が原因だと言われていますが、その二酸化炭素の排出量に値段をつけるということです。
がんばれ!地球マン
2020年
4月
28日
火
がんばれ!地球マン その117 マダガスカル編3
さく つやまあきひこ

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がんばれ!地球マンを描いたつやまあきひこ先生の「♪現代日本のイノシシ・シカ大問題♪」は鳥獣の保護管理の内容をやさしく解説した冊子です。学校での環境学習や地域での説明会などにご利用ください。
みんなで見つける自然通信
2016年
5月
27日
金
日本の自然を味わう 湿原、そのふしぎな世界
湿原、そのふしぎな世界
陸地でもなく、川や湖でもないふしぎな場所、湿原。そこには、湿原でしか見られないさまざまな植物が生え、虫や魚、鳥などが数多くくらし、四季折々の美しさをつくり上げています。本格的な秋を迎えるこれからのシーズン、木々の紅葉に勝るとも劣らない、眼下に広がる湿原の紅葉もすてきですよ。
湿原て何だろう?
ミズバショウが咲く広大な湿原の風景を見たことがありますか? 湿原とは文字どおり湿った野原。土全体が巨大なスポンジのように川の水やわき水をため、春から夏にかけて、ミズバショウをはじめ、ワタスゲやヒメシャクナゲなどのかわいい花々を一面に咲かせます。そして、トンボやチョウなどの昆虫、池や川に住む魚、それらをえさにするさまざまな鳥たちが四季を通じて訪れる自然の宝庫になっているのです。
マダガスカルの子どもたちと手がける森づくり
2022年
2月
15日
火
マダガスカルから「森をまもるぬり絵」のお便りが届きました。
エコロジーオンラインが女子美術大学と協働してつくった「森をまもるぬり絵」がマダガスカルで活躍中です。
現地で活動する青年海外協力隊の方たちの活動に引き継がれ、森林教育に活用され始めました。
日本側でもサポートをしていこうと思います。
ご協力よろしくお願いします。
チーム・マダガスカル事務局
2020年
5月
01日
金
都市封鎖のマダガスカルからレポートが届きました。
エコロジーオンライン読者の皆さま、こんにちは。
マダガスカルで里山エネルギー活動を担当している浅川です。
昨夜(4月19日)ラジョエリナ大統領から首都のアンタナナリボ、トアマシナ及びフィアナランソアのコロナの状況及び対策などが発表されました。
途上国のコロナ対策を知る参考になると思いますので簡単に記しておきます。
2020年
2月
29日
土
マダガスカル植林大作戦が現地テレビで紹介されました!
エコロジーオンライン「里山エネルギープロジェクト」と現地NGOマダガスカルみらいが共同で手がけるマダガスカル植林大作戦の様子が現地のテレビで紹介されました。
マダガスカル植林大作戦の詳しい内容についてはこちらをご確認ください。
EOLキッズからうまれたカワイイキャラクター“ヤマネのナノ”
ヤマネのナノは森にすんでいます。ある日「町には大きなお星さまがたくさんあり、宝石箱のようにキラキラ輝いている」と知り、どうしても町に行ってみたくなりました。車にひかれそうになったり、人間に踏みつけられそうになるナノ。助けてくれたのは、町のねずみでした。
「町のお星さまのことが知りたくて一人で来た」と話すナノに、町のねずみが教えてくれたのは、人間のくらしでした。ナノが見た「町のお星さま」は、人間の生活に大切な「あかり」だったのです。
巻末では「太陽」「風力」「水力」「地熱」「バイオ」エネルギーについて、さらに詳しく子どもにわかりやすく解説します。















