エコロジーソングス
音楽の世界で歌われた「エコロジー」を再発見
2017年
10月
26日
木
#09 エコロジーソングス <Black Sabbath / Into The Void>
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悪魔崇拝という言葉は彼らのためにあるのではというほど、メタルの創始者「ブラックサバス」には悪魔のイメージがつきまとっている。
しかし彼らの本質はジャズを下敷きにしたブルースロックであり、また歌詞も悪魔から逃げまどい神に助けを求める(黒い安息日)など、当時のイギリスのホラー映画ブームに則ったまでで、本当に悪魔を信仰しているわけではない。
2017年
8月
26日
土
#08 エコロジーソングス <George Harrison / All Things Must Pass>
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ビートルズ第三の天才ジョージ・ハリスンのソロ初アルバムからの表題曲。
ビートルズ時代から見え隠れしていた東洋思想的な世界観の完成を見た作品。
ジョージ・ハリスンという人物はレノンマッカートニーとは違い、抑圧されて才能を発揮するというタイプではなかったようで、ソロになってからの彼の作品はとても開放的な印象を受ける。
2017年
8月
26日
土
#07 エコロジーソングス <西岡たかし / 砂漠>
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はっぴいえんどと並び立つ偉大なグループ五つの赤い風船のリーダー西岡たかしの放ったURC第2弾シングル。
「遠い世界に」に代表される比較的前向きな作品を主に発表していた五つの赤い風船の活動の合間に西岡はポツポツと録音を残している。
それは、思いがけなく時代の申し子と化してしまった赤い風船の活動での鬱憤を晴らすかのように暗く、前衛的な作品群であった。
2017年
8月
26日
土
#06 エコロジーソングス <Marvin Gaye / Mercy Mercy Me (The Ecology)>
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モータウンを代表するミュージシャン。稀代のメロディーメイカー、マーヴィン・ゲイ。
彼を称える言葉は数あれど、最先端の思想を親しみやすい音楽に乗せて見事大ヒットさせたその手腕も忘れてはならない。
2017年
8月
26日
土
#05 エコロジーソングス <The Beach Boys / Don't Go Near the Water>
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低迷するバンドを救った起死回生の作品「Surf's Up」。その冒頭に収録されている1曲。
ブライアン・ウィルソンはビーチボーイズの柱である、そしてもう一本の柱がマイク・ラヴだ。
内向的なブライアン、外向的なマイクの二人が合わさってビーチボーイズは美しいハーモニーを奏でている。
2017年
7月
20日
木
#04 エコロジーソングス <久保田麻琴 / 時は近ずいて>
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久保田麻琴のソロ第一作からの1曲。
全体的にフォーキーで暖かなアルバムであるが、この曲は特にドラッグの影響が強いと思われる。
アルバムにおいて久保田麻琴自身が作詞・作曲を担っている曲は他の曲に比べ、直接的である。
2017年
6月
23日
金
#03 エコロジーソングス <DEVO / Planet Earth>
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1980年にリリースされたFreedom of ChoiceはDEVOにとって重要な転換点となった。
政治的なポストパンクにポップ感覚を絶妙に加えたこのアルバムは大ヒットとなり、DEVOは一つ先のステップへと足を進めることとなる。
2017年
6月
14日
水
#02 エコロジーソングス <Paul McCartney / Junk>
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ビートルズ解散直前にリリースされたポールのファーストアルバムからの1曲。
解散後ポールは「My Love」を皮切りに甘いラブソングの量産にひた走っていくことになるのだが、この曲はポールには比較的珍しい、物に対する親愛ソングともいうべきものだ。
2017年
6月
08日
木
#01 エコロジーソングス <The Beach Boys / Little Pad>
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「ビーチボーイズと聞いて、何を思い浮かべますか」と聞かれたとき、
「Surfin' USAでしょ」
と答える人はもう少数派になってしまった。
それほどペットサウンズでのブライアンの偉業が知れ渡ったということだ。だが、
「Little Padでしょ」
と答える人はもっと少ないだろう。