最近、何かと話題の隣国・中国。同国のGDPは日本を抜いて世界第2位となり、今や押しも押されもせぬ経済大国です。一方で、急激な経済成長はCO2排出量世界一(※)という不名誉な称号をもたらしました。こうした中国の環境問題は、そのインパクトの大きさから地球規模での悪影響が懸念されていますが、公害という過去の苦い経験を持つ日本は、"後輩"である中国に対してそのノウハウを提供することで、環境貢献と利益の両立が実現できるチャンスを持っています。日本は中国に対してどのように係わり合い、何ができるのでしょう? 日中関係に国内外の注目が集まる今、環境問題の「リスク」と「チャンス」の両面から、これからの日中協力のポイントについてお話します。
※2008年の世界全体のCO2排出量は294億トン。中国は22%で65億トン。2位の米国は19%で56億トン。日本は4%。(国際エネルギー機関調べ)
【講師プロフィール】
東京財団研究員兼政策プロデューサー 染野憲治 氏
1991年慶應義塾大学経済学部卒業後、環境庁入庁。環境省にて循環型社会に関する業務などを担当。その後、在中国日本大使館一等書記官を経て、環境省地球環境局地球温暖化対策課国民生活対策室長を務める。現在は、東京財団にて中国についての客観的な分析と情報発信を行っている。著書に、「日中環境協力の歴史と動向」中国環境問題研究会編(『中国環境ハンドブック2009-2010年版』第1部-5蒼蒼社、2009)、「中国の循環経済政策の動向」(季刊環境研究136号、2005)。
【日時】
11月10日(水)19時00分~20時30分
【場所】
株式会社キバンインターナショナル パンダスタジオ
〒102-0021東京都千代田区外神田6-7-3 セイコービル4F
TEL:03-5846-5800
【参加費】
一般:2,000円 EOL会員・学生:1,000円
【定員】
先着30名
【お申込み】
住所、氏名、年齢、所属団体等を明記の上、11月8日までにEメールまたは、FAX(0283-27-7217)にてお申し込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
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