昨年末より環境省でスタートした「smart move(スマート・ムーブ)」。「move」とは「移動」のこと。私たちが日々の生活で排出しているCO2のうち、約3割が移動によるものだという。そこで移動の方法をCO2排出の少ないものに変えていくことで、地球温暖化防止を目指そうというキャンペーンだ。
1人が1Km移動する時のCO2排出量は、マイカーの約164gに対して、バスは約48g、鉄道は約19gと、公共交通機関を使った方が環境への負荷は少ない。また全国各地では、1台の車や自転車をみんなで借りるシェアリングの取り組みも始まっている。
smart moveに賛同する団体も増えている。職業体験型テーマパークの「キッザニア」では、2011年3月7日~24日の期間中、「smart move 応援スペシャルキャンペーン」を実施。会場で、smart move宣言を行った子ども達全員に、キッゾ(キッザニアの貨幣)がもらえたり割引サービスが受けられる、限定版マイアースカード「smart move カード」がプレゼントされる。
海外では、マイカーを持たなくても便利に暮らせる街が増えている。環境に良いだけじゃなく、健康的で快適な暮らしを実現するsmart move。ぜひ日本でも広まってほしい。
文:加藤 聡
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