6時起床、6時30分ラジオ体操、7時30朝食――。避難所の朝は早いです。

　前日訪れた避難所「洞源院」は、震災発生以来止まっていた電力が復旧したこともあり、2日目の今日は、他の避難所の電力支援へと向かいます。その情報収集のため、午前中は石巻市内の状況報告ミーティングに参加しました。

　それを受けて、ソーラーパワートラックが次に向かった先は、荻浜中学校避難所。荻浜地区はニュースなどではほとんど取り上げられませんが、被害状況がかなり大きい場所です。物資こそ自衛隊から届けられていますが、電気、ガス、水、携帯電波といった生活インフラは全て不通で、あるのは衛星電話と小さな発電機だけ。せっかく携帯電話が充電できても、これでは宝の持ち腐れです。携帯電話各社の関係者の方には、ぜひとも1日も早い復旧をお願いできればと思います。

　避難所の方々からの要望で最も多かったのは、意外にも洗濯機への電気供給でした。このほか、現在避難所では、テレビの電源やトイレ・廊下の電気をソーラーエネルギーでまかなっています。しばらくは電力再開の見通しが立たないようなので、明日以降も荻浜中学校での支援を続ける予定です。

　また、本日は宮城テレビ、KHB東日本放送、静岡第一テレビがソーラーパワートラックの取材にやってきました。ぜひ我々の活動を多くの人に知っていただき、被災された方々に電気と元気を届けたいと思います。