6/13、『Forward to 1985 energy life』に関して、工務店、設計事務所等、プロの仲間への詳細説明が東京で行われました。当日、提唱者・野池政宏さんが詳しく内容を解説してくれました。
「昨今の政府の動きや産業界や周囲を見ても少し違和感を覚える」
と語る野池さん。
「太陽光パネルを中心とした再生可能エネルギーの普及促進はとても大事。でも、根本的には消費エネルギーをいかに減らすかという議論が真っ先に来ないといけない!」と。
わたしも全く同感です。
1000万戸の屋根に太陽光を!とかソーラーパネルベルトとかすごく華々しく聞こえますが、どこか“臭いものに蓋”的ニオイがしてなりません(結構うまい表現だと思いません??)。臭い原因を除去すればいいのに、そこは華々しい話で蓋をしてしまっていて、これではいつまでたっても臭いの解消にはならない気がします。トイレ掃除をせずに毎月消臭剤を買っては捨てて・・・。ま、その辺の話はこれくらいにして。
ということで、まずはやはり「省エネ!」なのデス。
運動の大前提は経済活動を停滞させずに実施する省エネ。これを実現するためにまずはWebの取り組みを行います。前回の連載でご案内した各家庭の省エネ達成カードをつかったコミュニケーションで1,000万世帯の達成が目標。また、これとは別に、“賢い消費”をすすめるべく、省エネ500円コース、1,000円コース、10,000円コース、20万、100万と言ったように、大よその金額カテゴリーで可能なアドバイスもしていくとのことです。
Web上では説明がしにくい専門的部分を地域の工務店・設計事務所・流通等々の人たちが担い、各市町村に1名以上の“地域リーダー”をつくり、周囲を引っ張っていって欲しいとのこと。特にリフォームにおける断熱改修や新築時の設計相談が重要で、ここをおざなりにしてしまうと本も子も無くなってしまうのでとても重要な役割だと思います。
この活動は同時期に業界向け雑誌に取り上げられ、プロ側の働きかけはかなり浸透してきたように思いますが、一般の方向けにはまだまだ。1,000万世帯をクリアするのは遥か遠くの話。是非ともこれをご覧の方には周囲にこの運動をご紹介いただければ幸いです。
9/17に名古屋で500名を集めての大決起大会に合わせ、一般の方向けの“エコスマートライフ読本”のようなものも発刊するとのこと。ご期待下さい!
また、運動の専用ホームページも徐々にではありますがバージョンアップを重ねて参りますので要チェックでお願い致します。
PROFILE
吉田登志幸(よしだ としゆき)
有限会社オストコーポレーション北関東 代表取締役
1970年1月2日生まれ。大阪府出身。明治学院大学経済学部商学科卒
1992年4月株式会社山善住設建材部入社。2001年4月同社退社、5月現在のスウェーデンの建材と自然素材商品に特化した販売会社を設立。2010年12月業界初格付け型住宅ポータルサイト素晴らしき地場ビルダーランド開設(自身もサイト内ナビゲーターをつとめる)。
自立循環型住宅研究会関東支部代表世話人
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