10月15日16日、よく晴れた二日間、スタッフ4人で新潟市内にある「東日本大震災新潟市避難者交流拠点 ふりっぷはうす」にお邪魔しました。なんとその週は、ふりっぷはうす一周年特別企画ということで、~一週間ずっと芋煮会~が行われていて、私たちも美味しいヘルシーあったか~い芋煮と、これまたおいしいおにぎりをいただきました。
福島から新潟に避難している方たちとアロマオイルでハンドマッサージをしながら、お話を聞いてきましたが、皆さん、素敵なやさしい笑顔で参加してくれて、ゆったりとした時間の中ぽつぽつとお話ししてくれました。
やはりほとんどの方が母子だけで来ているということ。そして、様々な状況がありました。
新潟に来るまでに北海道や様々な場所を10か所以上移動した人。夫婦、家族の中でも意見が分かれている人。福島にいる人とは放射能の怖さを話せないこと。放射能は心配だけど、補助金が切れるし、子どもが進学する時期なので福島に帰ろうとする人、又は迷っている人。新潟の小学校、中学校で子どもたちが差別されること。。。
同じ母親として聞いているのが辛くなり、皆さん違う状況の中、何のアドバイスも何の解決もしてあげられない無力感を感じましたが、とにかく一緒に寄り添える時間を持つことが、今の私たちにできることなのかな。と思いました。
心身ともに疲れ切っている母子を、家族をどうやって守れるのか。これまでのようなモノの支援を超えた取り組みが必要そうです。
※今回、ボランティアで参加してくれたスタッフさんです。
高橋恭子さん(Salon&Cafe&Aroma桜屋代表)
入海英里子さん(スクールソーシャルワーカー)
坂上 香さん(ドキュメンタリー映像作家&NPO法人OUT OF FRAME 代表)
皆さん、ありがとうございました。
※スタッフの一人、入海英里子さんの感想です。
「フリップハウス、心地よい場所でした。優しい香りに包まれて、触れ合いながら、色々お話しました。参加してくださる方々に組んでもらってやると、お互いに優し~い笑顔でお話しているのがとてもよい感じ。こちらのスタッフが一緒にやると、迷いや不安などを口にしやすい感じ。どちらもありですね。原発&国は、これたけの人々の暮らしを奪い、関係性を奪い孤立させ、趣味や楽しみなどを奪い、希望を奪い、不安とストレス&トラウマを与えてもなお、命ではなく、経済を優先させて物事を考えてるんだなと、皆さんの話を聞き、痛感しました。気持ちが触れ合った方もいて、今回1回なのは残念だなぁと思いました。やっぱり助成金がんばらなくちゃかなぁぁ!」
これからも、民間のボランティアとして福島からの避難者家族を応援していきたいと思っています。
共感していただける皆様!一緒に動きましょう!
現地でのボランティア、ご寄附をしてくださる方、両方歓迎です。
※お問い合わせは下記まで
一般社団法人 トラウマリカバリーコミュニティ
事務局 上岡七生美
Email:naomi@social-ecology.jp
※ご寄附はこちらからお願いします。
郵便振替口座番号:00160-5-633292
口座名称:トラウマリカバリーコミュニティ
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