間もなくゴールデンウィーク。その後半、5月4日が何の日か覚えているだろうか? 答えは「みどりの日」だ。この問題をすぐに答えることができるのは、大人よりもむしろ子どもたちの方かもしれない。というのも1989年から2006年の間、「みどりの日」は4月29日だったためだ。それが2007年の祝日法の一部改正により、4月29日は「昭和の日」に、「みどりの日」は5月4日へと改められたという経緯がある。
こうしていまに至っている「みどりの日」だが、この日は「みどり」にちなみ、公園や植物園などが無料開放されたり、植樹体験が実施されたりと、全国各地でさまざまなイベントが企画されている。
例えば、東京・六本木のアークヒルズでは、通常は非公開となっている屋上の「ルーフガーデン」を舞台に、そこに生息する植物、虫、鳥などの生物を観察しながら、豊かな緑のヒミツを学ぶ「親子でみどりのヒミツ探検ツアー」を開催。秋田県では、白神山地世界遺産センター周辺の散策を通じて、自然の大切さについての理解を深める自然観察会が行われる。
みどりに親しみ、学ぶことのできるみどりの日は、身近にあふれる自然の価値を教えてくれる絶好の機会となるはずだ。
文/田中一整
まだコメントはありません。