この春から、エコロジーオンラインの編集長を務めている中島です。編集長就任とともにblogもスタートすることにしたのですが、「いったい何者?」といぶかる方もいらっしゃると思うので、まずは簡単に自己紹介を。
ご存知のように、エコロジーオンラインはNPO法人でして、代表上岡さんが住んでいるのは栃木県佐野市。ですからNPOとしての登記場所は栃木県佐野市ですが、私を含め、スタッフとして関わっている人たち、仲間としてネットワークでつながっている人たちは、それぞれの事務所や自宅から、主にITで、ときにはリアルでつながりながら活動をしています。それぞれ本職を持って。
私の場合は、横浜に住みながら、環境やソーシャル分野でフリーのライター兼編集をしています。ちょうど今は、環境系のビジネス専門誌の入稿タイミングで、グリーン投資減税や、PV屋根貸し事業、PVの保守・保安などの記事を書いているところ。このあとは、ライフスタイル誌の編集作業に入ります。
※ 写真は週末に携わっている近所の谷戸田での作業のひとコマです。
詳しくは「なかじまゆ」を。
エコロジーオンラインとの関わりは2005~2006年頃から。雑誌『Lingkaran(リンカラン)』や環境省の『Re-Style』『我が家の環境大臣』、web『おひさまスタイル』などに、時にはゆるく、時にはがっつりと関わりながら、小さく楽しく地味に世の中を変えていくおもしろさを感じてきました。
編集長を仰せつかってから、金魚のフンのように上岡さんにくっついて方々を行脚していますが、これがまたおもしろい。エコロジーオンライン特有の有機的なつながりが不思議な発酵をはじめて、これまでにない新たしい何かがいくつも生まれようとしています。
このblogでの私の役割は、そんな行脚の様子をお伝えしつつ、発酵具合や、新しい何かをお伝えしていくことかな、なんて思っています。
初回、自己紹介だけというのもなんなので、プロジェクトをひとつご紹介して終わりにします。本日できたてほやほやのサイト「タイニーライト・ナノ発電所ネットワーク」。
311以降、これまであまり電気のことを深く考えたことのない人も、計画停電などで真剣に向き合うことになりました。原発や再生可能エネルギーに関しても議論や動きがいろいろあります。私たちはもっと勉強して、賢い国民、消費者になる必要もありますよね。
一方で、エネルギーの問題は国家レベルの大きな問題でもあるので、個人レベルで取り組むには一筋縄ではいかない難しい面もあります。
「だったら、自分の使う電気のほんの一部だけでも自分たちで作っちゃおうよ」と始まったのが、「ナノ発電所プロジェクト」。「ナノ発電所」は、小さな太陽光発電パネルと小さいけれど大容量の蓄電池がセットになった商品で、初回限定盤(80個)には、エコロジーオンラインが生みだした、地球温暖化防止キャラクター「そらべあ」がついています。売上の一部で、ナノ発電所をアフリカやスリランカの無電化地域に寄付して明かりを灯すという流れもつくっていく予定です。
ご紹介のサイトは、ナノ発電所を購入して活用している全国の発電所長さんたちが、つながってネットワークをつくっていく場です。「栃木県の太陽を収穫して、PCで仕事をしています」「長野県の太陽光で音楽を聴いています」「今度、それぞれの地域で収穫した電気を持ち寄って、イベントをしませんか?」なんていう、楽しいつながりが生まれてくるといいなと思っています。日本地図の上にナノ発電所のアンテナがたくさん建って、いずれはメガレベルにまでなったら素敵ですよね。
タイニーライト・ナノ発電所セット
http://www.eco-online.org/tiny-light-shop/
さてさて、次は何をご紹介しましょうか。
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