地球上でもっとも手つかずの自然が残る南極海―― 南極大陸と南極海には1万種以上の生きものが生息し、他の地域にはみられない特有の生態系が育まれています。
ところが今、その生態系に危機が迫っています。気候変動は確実に南極に影響を及ぼしているのです。
生きものたちがその急速な変化に適応するには、人間活動による負荷を最小限にする必要があります。
さらに漁業の拡大や密漁も、貴重な南極生態系を脅かしています。
この10月、南極海の豊かな自然と環境問題の実情を伝える写真展を開催します。
会場では、南極海保全のために私たちにできるアクションコーナーも設置します。ぜひご参加ください。
期間中の4日、17日に開催するセミナーでは、南極海保護を訴えるNGOネットワーク「南極海連盟(AOA)」のロバート・ニコル氏と、ペンギン会議研究員・上田一生氏にお話しいただきます。
【期 間】2013年 10月1日(火)~31日(木) 10:00~18:00
*土曜のみ10:00~17:00/日曜、月曜、祝日休館
【場 所】地球環境パートナーシッププラザ
アクセス http://www.geoc.jp/access
【詳 細】 http://www.foejapan.org/climate/antarctica/evt_201310.html
◆10/4 緊急セミナー「南極海を守れ!国際合意を求めて」
南極海を守るため、海洋保護区を設置して広範囲に保護する国際的な取り組みが進められています。今年も、南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)の国際会議で、南極海の中でも特に貴重な生態系を有すロス海と南極海東岸海域への海洋保護区の設置が検討されます。しかし、CCAMLR加盟国には大規模漁業の利害関係国もあり、合意は容易ではありません。日本も、漁獲量の拡大が懸念されているナンキョクオキアミやメロの大消費国として、南極海の資源保護に責任があります。
この度、10月に開催されるCCAMLRの年次会合を前に、南極海保全を求めるNGOの国際ネットワークである南極海連盟(AOA)からロバート・ニコル氏が来日し、南極海の生態系価値、
南極海海洋保護区を巡る議論の論点、そして日本の立場について解説します。
【講 師】ロバート・ニコル氏(南極海連盟キャンペナー)
【日 時】2013年10月4日(金)19:00~20:30(18:30開場)
【場 所】地球環境パートナーシッププラザ
アクセス http://www.geoc.jp/access
【定 員】40名
【参加費】1000円(FoE Japanサポーター、協力・後援団体会員は500円)
◆10/17セミナー「ペンギンから考える南極の環境問題」
ユニークな南極の気候や生態系の特徴とそこに生息するペンギンの生態、そしていま南極の環境を及ぼすさまざまな問題とその影響を、ペンギン会議研究員の上田一生さんが、わかりやすく説明します。
写真展では、上田さんが現地で撮影した写真もご覧いただけます。
【日 時】2013年10月17日(木)19:00~20:30(18:30開場)
【場 所】地球環境パートナーシッププラザ
【定 員】40名
【参加費】1000円(FoE Japanサポーター、協力・後援団体会員は500円)
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