「イモが日本を救う!」が出版されました!

2011年11月、エコピープルインタビューにご出演いただいた近畿大学生物理工学部鈴木高広教授の著書「イモが日本を救う! 1000年先の未来のための新しいエネルギービジネス」が出版されました。

福島の復興支援での出会いから、エコロジーオンラインが単行本化の企画に関わり、鈴木先生やWAVE出版のみなさんと会議を重ねてできあがった著作。イモをエネルギーに転換するだけでなく、化石燃料として海外に流出する富をいかに還流させ、地域に豊かにするという熱い思いが描かれています。


元々、光の専門家であった鈴木先生は植物が光の一部しか使っていないことに着目し、イモを3次元的に栽培して光を効率的に吸収させることを考えました。イモ同士の光のシェアですが、これと同様にソーラーパネルと植物が光をシェアするとソーラーシェアリングの理論に転化します。

また、二酸化炭素濃度の高まりの先にある地球低酸素化を見すえた内容にもなっており、自然と人間と
の関係の再構築を考えさせられるような内容になっています。エネルギー問題に興味を持つ方以外にもオススメできる一冊です。

私たちがこの地球で持続的な暮らしを営むためには自然に働いてもらうのが一番。この本がきっかけとなり、持続可能な開発のための科学がより深まることを期待しましょう。
イモが日本を救う! 1000年先の未来のための新しいエネルギービジネス:http://ow.ly/3jjtao
芋エネルギーは日本を救う!:http://ow.ly/3jjto7

«一つ前のページへ戻る