2月28日、佐野市富士町の里山でロケットストーブづくりワークショップを実施しました。
講師はエコロジーオンライン里山部部長 溝越剛さん。
参加者は、副部長の青栁さんと、県内からの大人6名、子ども3名、佐野市役所でお世話になっている担当者さん、そして下野新聞さんに取材もしていただきました。
富士町の里山のふもとにある青栁さんの敷地をお借りしてのワークショップは参加者の自己紹介から始まりました。
県内で有機農業をされているご夫婦、海外協力隊に参加された方、世界を自転車で走り回った方、電気をほとんど使わずに生活されている方など、かなり人生を楽しくアグレッシブに過ごされている方が多く、当然ロケットストーブにもかなり高い関心をお持ちだったようです。
そして溝越さんから、ロケットストーブについてのお話と作り方の説明です。
溝越さんが、以前アメリカで見たロケットストーブはドラム缶で作られていて移動ができなかったそうです。
それを見てから、手軽に持ち運びができるロケットストーブを作りたくて様々な情報を集めて今回のロケットストーブにたどり着いたそうです。
材料と作り方を簡単にご紹介します。
まず、ペール缶を二つ用意します。(溝越さんは車屋さん関係に顔が利くので今回ご用意できました^^)
初めに下になるペール缶にT管&エビ管を通す穴を作るのですが、円形を放射線状にサンダー(金属を切る工具)で切ります。音と火花がすごくて、体験希望だった少年は耳を抑えて去っていきました^^;そんな中女性の参加者も果敢にチャレンジ。いやはや尊敬です。
花びらのようになった金属を内側に織り込んで管を3つ繋げて通して断熱材のバーミキュライトをザザーっと入れてもう一つのペール缶(再び、キーン、バチバチッと煙突穴を開けて)をかぶせます。
煙突の隙間からバーミキュライトを満杯まで注ぎ込みます。
五徳になる部分をお花のようにくるくる巻いて完成!
「できた~!」と参加者の方たちの笑顔と歓声、そして拍手!
「早くうちに帰って煮炊きしたい!」
「断熱されてるからこのペール缶の回りをデコろーっと。」
などなど、それぞれの冒険者たちの心に新しいアイテムへの愛着がすでに湧いているのを感じました。
その後、溝越部長と青栁副部長がメインとなって10月から整備している、美しくなった里山を見学。
立派な山桜を眺めながら、春に予定している「ロケットストーブ持ち寄りお花見大会」に思いを馳せ、ため池をバックに記念写真。
みんなでわいわい工作するって楽しいですね♪
参加者の達成感の笑顔が素敵です。
最後に、エコロジーオンライン代表の上岡が、里山とエネルギーについてのこれからの思いを語りました。
里山整備をして景観や生態系を守り、その整備から生まれる木や草などを、エネルギーとして、民具として、暮らしに活用するバイオマスな暮らし。佐野市富士町を中心に広げていきたいと思っています。里山整備とエネルギー開発を両輪にして楽しいエネルギー革命を起こしていきましょう!
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
文 / EOL編集部
コメントをお書きください