4月5日、栃木県宇都宮市、岩手県野田村につづき、愛知県大府市の石ヶ瀬会館(ミューいしかぜ)にて、里山エネルギーカフェ@中部が開催された。今回は大府を拠点にロケットストーブの普及活動をするLIFTOFFの板野明日香氏が中心となっての開催となった。
まず、ペレット燃料を燃やせるロケットストーブ「ペレコ」を開発し、とこなめ土管ロケットストーブで知られる、LIFTOFF代表の金田寿正氏のトークからのスタート。金田氏は「ロケットストーブの仕組みと活用」と題し、ロケットストーブの簡単な説明から、詳しい原理まで幅広く解説。ペレコに続く新商品の紹介もあり、参加者から熱い視線が集まった。
エコロジーオンラインからは、理事長の上岡裕による「小さな発電所から生まれた里山エネルギー」、足利工業大学で研究員を務め、ソーラークッカーの普及に力を注ぐ大和田正勝より「ソーラークッカーと環境・防災教育」」というテーマで中部の皆様にソーラーエネルギーの活用について話をさせていただいた。
最後は日本植生の平田賀彦氏による「防草発電シートと独立電源の提案」として、先日完成したばかりの山口県の防草発電シートでの独立電源型発電所の内容も含めてご紹介いただいた。
質問時間では、ロケットストーブの活用やペレットについて盛り上がってしまい、時間が超過してしまった。さすがバイオマス産業都市大府。中部の人たちの熱さである。
夜の交流会では、とこなめ土管ストーブを店に導入する「たがや」にて、ロケットストーブやペレコを囲んでの賑やかな会となった。
イベントの前日、日本一熱い町を北関東の館林や熊谷と競う、岐阜県多治見市を訪問。暑さの根源である太陽の熱を活用したソーラークッカーの活用を提案した。多治見市は子育てや教育に熱心なこともあり、私たちのプロジェクトに対しても好感触だった。また、太陽光発電、風力、太陽熱利用などの自然エネルギーの取り組みを個人宅で実現してきた恵那エネルギー環境研究所も訪問。エコロジーオンラインの中部の拠点として活動してもらうこととなった。
再び、太陽光だけでなく、人の心も熱い中部地方に訪問したいと思う。
文 / エコロジーオンライン事務局 大和田正勝
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