ゴールデンウィーク最終日、野鳥の会栃木が主催するビギナー探鳥会が実施されました。みなさんが集まったのは宇都宮インターから北に約4キロ、プレオープン中の「宇都宮アルプスの森・京屋茶舗」です。5回目となる里山エネルギーカフェはそれを引き受ける形で行いました。
天候に恵まれた午前中の探鳥会。周辺の川沿いや森のなかを散策しながら、双眼鏡や望遠鏡を使って、バードウォッチングを楽しみました。スズメやカラスなどのなじみのある鳥から、この地域ではあまり見られないキビタキなど、17種の鳥を見ることができました。その後、京屋茶舗でお茶とパウンドケーキとともに交流をはかり、ビギナー探鳥会が終了いたしました。
午後の里山エネルギーカフェまで残ってくれた方は15名。まず、エコロジーオンライン里山部部長で鳥獣管理士でもある溝越剛から「里山整備と鳥獣対策」というテーマのプレゼンテーション。佐野市富士町で里山部が管理、整備する里山の状況と鳥獣対策、里山資源を活用したロケットストーブでの里山遊びについて語り合いました。
NPO法人くまの木里の暮らしの手塚功代表のお話のタイトルは「野鳥の会とくまの木の取組」。野鳥の会栃木の観察会の話を中心に星ふる学校「くまの木」のお話をお聞きしました。塩谷町で廃校となった木造校舎を活用して里山ツーリズムを手がけていらっしゃいます。
講演後、参加者の皆様に自己紹介をしていただき、地域の課題である鳥獣対策について活発なディスカッションが行われました。里山エネルギーカフェは今後、お声がけをいただいた小田原、群馬、兵庫などで実施の予定です。
エコロジーオンラインでは、里山エネルギーカフェや佐野駅前で毎月開催される里山ココマルシェを通じて、各地で里山エネルギー活性化の支援をしていきます。
エコロジーオンライン事務局 大和田 正勝
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