1月21日、おおさかATCグリーンエコプラザにてForest Good バイオマスセミナー『地域で育てるバイオマス』を開催しました。
このセミナーは11月2日に行われたForest Good交流セミナー『間伐コンクールと女性たちの取り組み』でグリーンエコプラザに集まった方々からの要望を受けて実施したもので、バイオマス資源を地域で回していく小さなネットワークづくりを目的としたものです。会場には約40名の方たちが集まり、地域におけるバイオマスの存在意義について熱心に耳を傾けていました。
基調講演のご担当をいただいたのは一般社団法人環境・文化創造機構代表理事の尾立愛子さん。
東日本大震災で被災された方たちに温もりをおくるために行ったペレットストーブ普及の取り組みからお話は始まりました。
そこで感じた森づくりに関わることは地域の命を守ることだという視点を強調。森から生み出された資源が一度きりの発電だけで活用されるのはもったいない。100年のタームで物事を考えて、家づくりや家具づくりなどに活用した残りを熱や電気として回収するカスケード型の取り組みが理想だとお話いただきました。
パネルディスカッションに移行してからは自身が経営する公衆浴場で間伐材の薪を使い始めた谷内田博志さんの地域をつなぐバイオマスネットワークづくりのお話。宝塚で市民発電所を手がけている井上保子さんからは地域や業界をつないでつくる地域ネットワークのお話、エイワット代表取締役柴田政明さんからは地域におけるバイオマス活用の方向性などのお話をいただきました。
会場内では明石で活動する森本高広さんが手がけるコンパクトなロケットストーブ「マキケコン」が展示され、交流会では間伐材が活用されたカップに入れられたコーヒーで参加者同志のお話が進みました。
Forest Goodではこうした交流の機会をつくっていきますので、ご興味がある方はぜひお声がけください。
レポート / Forest Good 事務局

コメントをお書きください