今回は「風」のエネルギーを降ろして色々聞きましたが、、、、難しかったです!
始めの数分は、風の言うことが意味不明にしか感じられなくて、
このテーマは無理なのかも…、とあきらめかけたくらいです。
この「風」ってヤツはとらえようがないといいますか、
人間が認識しやすいようなトークをしてくれないんです。
どんな人なのかがよくわからない、というのが一番近いでしょう。
人に例えるのもとんちんかんな話ですが。
風のエネルギーをとらえるのが難しい一番の要因は、風は目に見えるものではない、ということが大きいと思います。
木や太陽のようには、顔が見えない。
そして我々人間にとって、風の印象というのは良くも悪くも両方あります。
ですから、ごくごく簡素に返答されると、その裏のニュアンスといいますか、どういう気持ち(?)でそれを言っているのか計りかねるところがあるのです。
と、ここで停止したことにより気づいたのですが…、
よく考えてみれば、私たちは「風」のことを知っているつもりでいるけれど
じつはよく知らないのでは?
ということを。
風はアマノジャク?
爽やかな良い人のような印象はあるが
よくよく思い出してみれば今まで結構ひどいこともしてるし
秋、冬なんかはけっこうイジワルで性格悪い。
だけど、あんまり目立ったヤツでもないし
さわやかってイメージより深く掘る必要もないんじゃないかなー
という調子で我々は風を適当にとらえ続けてきたのかもしれません。
今回、一番初めに人間のエネルギーを降ろし、
「人間にとって風ってどんな存在?」
と聞いてみたら、
「そんなに価値を認識したことない」
と、出ていましたし。
天候に左右される仕事や風力発電でもしていない限り、人間は風についてあまり深く考えたことがないのだと思います。価値なんて、ほとんどリアルに意識していないのでしょう。
やはり、それもまた、風が目には見えない存在だからでしょうか。
そして
「じゃあ、風に聞くけど、風は人間に対してどんな役割を担っているの?」
と、風のエネルギーに聞いたところから私の混乱は始まりました。
「希望と悲しみを同様に与えることができる」
「......!」
もしかして、風のエネルギー、ちゃんと降りてきてないのでは??!
もっとまっとうな返答をしてくれると思っていたのですが。
しかも、このようなことを言っておいて、人間を信頼している、ふうな意味不明なエネルギーも見せてきます。
もう一度聞いてみても、まったく同じような返答だけ。風は語りにニュアンスをつけてくれないのです。
人情味がまったくないというか....。
木や地球はもっとわかりやすかったよな~と思いました。なんなんだろう、風って。
希望と悲しみを同様に与えることができるって、何が言いたいのでしょうか???
風は空気を読まない?
集中力の糸が切れてしまった私は、風をそっちのけにして昔のことを思い出しました。
風にまつわる記憶で一番印象に残っているのは、
亡き父が営んでいた造園業の会社が苦しい状態になった時、
大風が吹き荒れて街のいろいろなものが壊れてしまい、
それにより父の会社が安定を取り戻したことです。
幸い、死者や一般の家の被害はなかったようなので、
このニュースを安心して聞くことができましたが、何より私が驚いたのは、
風が人間の状況を一瞬にしてコロリと変えたことでした。
「最悪」と認識される出来事を風が作ったおかげで父の会社が救われたなんて、
神の手がかかったような気すらしたからなのです。
風のエネルギーに聞いてみればいいじゃないか、そのときのことを!
と、思いつきました。
「風はそのとき父に何をしたのか?」
と、聞いてみます。
風からの答えは、
「夢を信じることをしてもいいと教えた」。
なかなか風って優しいヤツじゃないですか。
タロットカードにおいて「風」は、「木」「地」「水」と並び4大要素の一つです。
しかし、他のスートに比べて、一般的には印象は悪いです。
人間の怒りや、身を切られるような悲しみ、ズルさや抜け道のない苦悩などを表現してくるからです。
絵柄も鋭い剣で表現されます。
では、そのような感情が 「風」のカードで表現されるということは、怒り、悲しみ、ズルさ等は 「風」 にまつわるものなのでしょうか?
「たとえば "怒り"。
怒りが "風"と関係するのだとしたら、どんなふうに?」
こんなややこしいこと聞いても答えてくれるのかな~と思いながらも質問してみますと、
「"怒り” 一歩手前の人間の感情は、悶々とした苦しいものが溜まった風船のような状態。
その袋を勢い良く切り裂くのが風。
袋が切り裂かれ、エネルギーが飛び散っている状態が人間の"怒り"」
なのだそうです。
「堪忍袋の緒が切れた」ということわざはまさにこのことじゃないですか。
ほう~~!なかなか複雑な会話もできるじゃないか、と感心し、
「じゃあ、悲しみは?」
とさらに質問を続けていきました。
風の返答は、
「人間の悲しみは、風がなければ期待がひっくり返された状態のままだらだらと落ち込むだけ(=落胆状態?)。でも、風が勢いをつけることによって、痛みは大きいが、
辛すぎるからそこにとどまることはできず、前に進んで行くことができる」
ですって。
こうして文字で書くと非常に思慮深い存在のように感じられるかもしれませんが、
私が受け取った印象としては、もっと子供っぽい感じでした。
子供っぽいが故に、人間の強さを疑わず、人間に悲しみというものを突きつけることができる。
それが結果として、人間に新しい希望を見せることにつながる、
ということなのでは。
「人間の希望のためにそれをする」というような優しい印象はなく、
かといって冷たい様子もなく、
ただそうすべきだからそれをする、といった感じです。
風は、悲しみにくれる人間をかわいそうだと感じることはないのだと思います。
子供のとき、自分の親が死ぬなんてことが信じられなかったように、
あるいは、自分によって親が傷つくなんてことはありえないくらい親が強靭だと感じていたように。
そんなふうですから、風は、人間が自分のことをどう思おうとまったく構わないのだと思います。
風は風としての力を使っているだけ。
地球さえも彼を把握できないほど気ままな感じで。
地球はそれが不満げではありますが。
宇宙に風について聞いてみますと、
「風のこのようなあり方はまったく素晴らしい!」
そうです。
「これこそが純粋そのもの」
と言っていました。
R(あーる)
…人間のエネルギーを Tarot カードに降ろして、魂からの原始的な情報を伝える仕事をしています。渋谷Angel Stone(現在は休み中)、多摩センター、電話、Skype、クラブイベントなどにて。電話&Skypeセッションは、毎日当日予約のみ受け付け中。大好評血液型別タロットリーディングもblogにて月1更新していますのでよかったらチェックしてみてくださいね⇨ 【Primitive Code】
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