世界経済・文化の中心ニューヨーク。
そのニューヨークが環境の分野でも世界をリードしようとしている。
ニューヨーク州のクオモ知事が、2030年までに電力の50%を再生可能エネルギーに転換する方針を打ち出し、それが州の委員会で承認されたのだ。
Today we announce the establishment of NY’s Clean Energy Standard mandating 50% renewables by 2030: https://t.co/aaAAiamkmG #NYActsonClimate
— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) 2016年8月1日
知事が掲げる野心的なプランを可能にする切り札となるのが、ロングアイランドの東30マイル沖に計画される洋上風車だ。
実現すればアメリカ最大の洋上ウインドファームとなる。この施設によってCO2の排出を抑制し、州内の雇用を生み出し、風力発電に関わる様々な産業を生み出すことを期待する。
この野心的なプランによって、2030年には4割のCO2の削減を達成し、2050年には8割の削減を目指す。ニューヨーク州が、アメリカ及び世界の気候変動対策をリードする未来が、そこまで来ているのだ。
さて、そのなかで原発の立ち位置はどうなるのだろう。ビジョンを描くにあたって、気候変動の専門家たちから、州内の原発を止めることで、CO2の排出が増えることが指摘された。そのため、2030年までは原発の稼働も認めるとのこと。30年以降の卒原発が期待される。
<参照リンク>
New York Approves Clean Energy Standard Mandating 50%
of Power From Renewables by 2030
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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