日本は自然エネルギーの宝庫だ!
そう言われる背景には日本が島国であることがあげられる。なにせ日本をとりかこむ海には波や潮や温度差などエネルギーが充満している。
日本では今、福島沖に浮体式の洋上風力の実験が行われ、その宝箱があけられようとしている。同じ島国としてスコットランドがチャレンジしているのが潮流エネルギーだ。
その舞台となるのがイギリス本島(グレートブリテン島)から200kmほど北にあるシェトランド諸島。北海と大西洋が出会う海峡ブルーミュールサウンドが実験の場だ。すでに2014年4月、30kwの発電機で潮流発電を開始。今回は100kwまで発電機を大きくし5基の設置を予定している。潮流発電が既存の電力網とつながるのは世界初。すでに2基の設置が終了したとのことだ。
23,000人が住むシェトランド諸島の電力網は本島とはつながっていない。島外からもたらされた火力燃料によってまかなわれてきた。今回、これらの潮流発電が提供する電力が0.5メガワット。温室効果ガスを生み出さない、地産地消の電力が生まれることになる。
潮流エネルギーは2050年まで1650億ドル(日本円にして約17兆円)のマーケットを生み出すと予想される。スコットランドは潮流発電の先進地として成長し、地球温暖化防止の取り組みも手がけながら、多くの雇用を生みだすことを目標としている。
ここ日本でも潮流発電を設置できる場はいくらでもある。潮の流れは化石燃料と違って請求書を送ってこない。日本の技術を総結集して自然エネルギーの宝庫を形にすべき時だ。
<参照リンク>
The Tide Is Turning for a New Source of Green Energy
抄訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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