
11月8日、地球のグリーンな未来を大きく左右する二つのことがアメリカで起きた。一つが地球環境問題に後ろ向きなトランプ大統領候補の勝利と、もう一つがカリフォルニア州でのレジ袋の禁止だ。
サンフランシスコを中心にレジ袋を禁止していく州内の流れはすでにエコロジーオンラインでも伝えてきた。カリフォルニア州でもその流れを後押しするようにレジ袋を禁止する条例が成立していた。
サンフランシスコ市役所がペットボトルの販売を禁止! カリフォルニアで進む脱プラスチック
それに対して反発した産業界からのロビー活動で住民投票が行われた。その結果、禁止すべきとする票が僅差で上回り、レジ袋を廃止する大きな流れができた。
地球温暖化を中国による陰謀とするトランプ氏がアメリカ大統領になるのはいただけない。だが、こうしてボトムアップで世界は変わっていく。多くの人たちが地域の自然を守る意識を共有することで地球規模の変化がもたらされる。そう願って歩み続けたい。
<参照リンク>
California officially becomes the first state to ban plastic bags
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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