エコロジーオンラインが地球温暖化の情報の発信に関わって17年になる。この問題を自分の事ととしてとらえてもらう人を増やすため、音楽やキャラクターと協働して、数多くの取り組みを手がけてきた。
坂本龍一さんたちと自然エネルギーを普及することを目的にartists' powerを立ち上げ、地球温暖化防止を訴えるために環境省とRe-Styleライブという音楽ライブも実施した。アル・ゴア元米副大統領が世界に呼びかけたLive Earthでは日本側のコンサートの環境対策も担った。
今回ご紹介するThe ClimateMusic Projectはそうした音楽によって気候変動を伝える取り組みの延長線上にあるものだ。
だが、大きく違うのはアーティストと気候学者たちが協働して作品をつくりあげる点だ。
作曲家が曲のモチーフをつくる。そこに気候学者がデータを持ちより、データの持つ意味を楽曲につけ加えていく。そして、二酸化炭素の排出量や気温変化を示す映像とともにライブを実施する。そこに集まったオーディエンスの反応によって楽曲を成長させる。
このプロジェクトのリーダーはアーティストのStephan Crawfordさん。彼によればこのプロジェクトはまだ未完成だという。今後は、楽曲をリスナーと一緒につくりあげたり、世界の仲間たちと幅広い音楽の分野でチャレンジする。
エコロジーオンラインも彼らの日本での取り組みに協力をしたいと思う。彼らとの協働を一緒に手がけたいあなたはぜひ、エコロジーオンラインまでご連絡を!
<参照リンク>
The ClimateMusic Project
Listen to music made to the rhythm of global warming
文 / エコロジーオンライン編集部