VOARY⋆¹：

2017年より3年間仙台市八木山動物公園と宮城教育大学が実施したJICA草の根技術協力事業「動物園を拠点とする生物多様性保全のためのESDプロジェクト」の通称。VOARYはマダガスカル語で多様性の意味。事業概要のURL：https://www.jica.go.jp/partner/kusanone/tokubetsu/mad_01.html

LIFEモデル⋆²：

2012年より5年間実施されたJICAの技術協力プロジェクト「ムララノクロム総合環境保全・農村開発促進手法開発プロジェクト」通称PRODAIREの中で用いられた、住民の機会均等を重視する地域普及アプローチ。セネガルやマラウイではPRRIEと呼ばれる。

PRODAIRE事業のURL：https://www.jica.go.jp/project/madagascar/002/outline/index.html

6月8～10日と15-16日にマダガスカルの北西部のアンジアマンギーラナ市で、植林や改良かまど普及を推進する住民講師らによって、学校や市場などに新型コロナウィルスの対策の啓発及び譲渡しました。

マダガスカル人の環境NGO、Madagascar Aye-aye Fund(MAF)を通じて、アンジアマンギーラナ市のダニエル市長へ資金や物資（石鹸750個、消毒ジェル500mlが4本、手洗い用タンク25個）を送りました。マスク1322枚を現地で調達したことで、地元経済にも貢献しました。

また、啓発には国連やUSAIDによって製作されたポスター等も活用し、掲示しました。

現地のESD推進委員会メンバーが協力し、住民講師らが行った活動は下記の通りです。

・非流行地アンジアマンギーラナ市における新型コロナウィルス対策の啓発

・飛沫感染防止に有効なマスクの使用方法の説明と譲渡

・市役所や学校、市場など人が集まる場所での手洗いタンクと手洗い推奨看板の設置、啓発

・手洗い用の水が入手困難な田舎の役所支社への消毒ジェルの設置（訪問者が使用）

ダニエル市長を始め、現地の方々からの感謝のレターは下記のとおりです。

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アンジアマンギーラナ市へ新型コロナウィルス対策のためのこのような物資提供をいただき、

市長より心より御礼申し上げます。

国を超えて、様々な方からいただいたこのような好意に対して何度お礼をしても足りません。

当市では頂いた物資を2回わけて配布しました。

こちらでは、改良かまど普及や植林活動の推進を通して環境保全の啓発も継続して参ります。

引き続き当市の発展のために尽力して参りますので、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

　アンジアマンギーラナ市長　ダニエル・デレマニ

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報告者 Ranorosoa Marie Claudine／文章 田中ちひろ