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<クラファン支援>メタバースでザトウクジラの観察はいかが!?

三宅島クジラ鼻水プロジェクト x 青山学院大学デジタルストーリーテリングラボ Whale Research VR

青山学院大学の学生たちが有志で、ザトウクジラの親子が見られるメタバースのワールドを作成に取り組んでいます。

 

最近、ニュースで目にすることが多くなったメタバースやVRは、ゲームやライブなどのエンタメをはじめ、さまざまな分野での活用がはじまっています。

先日のハロウィンで、渋谷駅前が再現された3D空間にアバターででかけて、イベントを楽しんだという方もいらっしゃるかもしれません。

VRHMD(VRヘッドマウントディスプレイ)があれば、より没入感や臨場感が高い体験ができますが、スマートフォンやパソコンで参加することもできるので、若い人たちを中心に、利用者が増えています。

こうした流れを受けて、青山学院大学のデジタルストーリーテリングラボ(主担当教員:宮田和樹)では、SDGsやソーシャルグッドな分野でのメタバースやVRの活用の調査・研究や、実際の導入支援などに取り組んでいます。

 

今回ご紹介する「Whale Research VR」では、ドローンを使って海上のクジラのブロー(鼻水)を採取することでクジラ研究に役立てようという「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」と、青学のラボとが協働するなかで、クジラたちの生態を間近で見られるメタバースのワールドがあれば、調査や研究への興味を持つ人を増やしたり、研究活動を支援しようという動きを拡げることができるのではないかという想いからはじまったものです。

 

三宅島では2018年頃から、近海で突如ザトウクジラが観測されるようになりました。

温暖化の影響でザトウクジラの子育ての海域が北にひろがったことが理由ではないかと推測されています。

 

大海原を悠々と泳ぐ彼らはどこから来て、どこへ行くのか.....。

 

ザトウクジラの吹きあげる潮(ブロー/鼻水)には、たくさんの情報が詰まっています。

それを採取して調べることで、クジラたちのことだけでなく、私たちが住む地球にどんな変化が訪れているのかも知ることができるかもしれません。

 

そんな想いを抱いた、三宅島のCafe691と日本各地のクジラ研究者がコラボによって生まれたのが「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」です。

特に今回のこのプロジェクトの特徴のひとつが、クジラの鼻水の採取に、ドローンを活用すること。

クルーザーやヘリでの追跡と比べて、環境やクジラの生活に負担が少ない方法でクジラたちにアプローチする、チャレンジングな試みとなります。

 

「Whale Research VR」では、海上からは近づいてゆっくり見ることが難しい、海中のザトウクジラの行動を間近に観察することができます。

ザトウクジラは子育ての行動のなかに、人間味が溢れるものがあるのですが、そのひとつに「エスコート」があります。

母クジラと子クジラが寄り添って泳ぐそばで、2頭を守るように泳ぐオスのクジラは「エスコート」と呼ばれています。(ただし、このオスのクジラは父親ではなく、母親との次の交尾を狙っていると言われています!)

「Whale Research VR」のなかで、巨大なクジラのスケール感に驚いたり、同じ哺乳類として親近感を抱いたり、さまざまな感想が聞かれるのではないかと期待しています。

3Dの仮想空間のなかに入り込んでさまざまな世界を体験できるVR技術は、わたしたちの共感能力を高めるものと言われています。

人種のダイバーシティー(多様性)を学ぶトレーニングでVR教材が活用されたり、紛争地域の難民支援のために難民キャンプの子どもたちを360度映像でとらえたドキュメンタリー映画が撮影されて話題になったりしています。

メタバースのワールドも活用次第で、SDGsの活動への理解を深めたり、共感を拡げたりすることに役立てられるのではないかというのが、青学のデジタルストーリーテリングラボのベースにあります。

「Whale Research VR」でも、ザトウクジラの生態観察を通じて、鯨研究に日々取り組んでいる研究者さんや、海と関わる活動に取り組む団体はもとより、観察対象であるザトウクジラに想いをはせることで、「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」のような研究活動に共感し、支えてくれる方たちが広がってほしいと思っています。

 

SNSにTwitterやFacebook、Instagramといろいろあるように、メタバースにもさまざまなサービスがありますが、まずは、clusterというサービスからベータ版のワールドをオープンしていますので、ぜひ、遊びに来てみてください。

VRHMDのような機器なら没入感が高まりますが、スマートフォンやPCでも楽しんでもらえると思います!

そして、「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」では、ドローンの購入や研究活動資金を集めるためのクラウドファンディングを、11/1(火)から12/23(金)まで実施しています。

クジラたちや環境への負荷がより少ないかたちでの、クジラ調査に関心のあるかたは、ぜひ、応援をお願いします!

 

支援いただいたみなさんには、ザトウクジラのユニークな行動のイラストが描かれた「調査隊員の缶バッチ」をはじめ、支援いただくコースによって来年4月に青山学院大学で行なわれる「クジラに詳しくなるセミナー」への参加や、三宅島の海塩とマダガスカルのカカオでつくった「ザトウショコラ」などのリターンもあります。

※「ザトウショコラ」がリターンのコースを選んでいただくと、SDGsゴール1「貧困をなくそう」とゴール14「海の豊かさを守ろう」の二つのゴールに美味しくアクションすることができます!

 

<参照リンク>

【cluster】のワールドへのリンクは下記になります。

 

・Whale Research VR ベータ版  ※告知などで使用するワールドはこちらでお願いします https://cluster.mu/w/2a0ca355-ab65-40c9-a249-ed92a348953d #cluster

 

・Whale Research VR ベータ版 ※11/1(火)13時現在、こちらが最新のワールドです https://cluster.mu/w/3b0fd33d-d2e3-4200-b829-b7a5668d95ab #cluster

 

【クラウドファンディングのサイト】

https://readyfor.jp/projects/miyake-whale-blowpj

 

<ワールド内に掲載されている説明看板>

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