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【里山スクール講座③】教えて坂田昌子先生! 竹藪で覆われた里山の再生

3月6日は【里山スクール講座③】丸岳コモン再生プロジェクトに参加しました。講師は生物多様性スペシャリストの坂田昌子さんです。

前回では、川の橋をつくるのに”しがら”で水の濾過をさせる土台をつくるという思考にいたく感動しました。そんな方に直接教えてもらえるということなのでワクワクです。

 

今回のミッションは竹藪で覆われた所の伐採でした。

竹藪と言ってもほとんどが笹。レクチャーでは今までボクがやってたことがことごとくNGだったということが判明しました。

切るなら地面際のところを切らないとまた再生してしまうそう。。。

1m切りが効果あるって巷ではあるけど、それは全面1m切ってそれを7年間やり続けないと効果が無いそうです。

あと、切った枝や葉っぱは綺麗に片付ける。特に笹の葉っぱは腐らず枯れても水を弾き続けるので下の地面の土壌関係を悪化させてしまう。当然下草も生えないので生態系が育たないそう。

こんな調子で先生のやっちゃいけないことほぼパーフェクトでやってしまっていたのです。

左側が笹を片付けている。右側のままだと土壌が死んだまま
左側が笹を片付けている。右側のままだと土壌が死んだまま

 

参加者の皆さんは造園系のプロの方も多く、遠方からも駆けつけて手際良くバリバリ動いていました。休憩の時にも植生についての話があり次から次へと色んな知識を披露してくださいました。

造園系のプロ達はコンクリートで固める土木のやり方に疑問を持って坂田先生の様な仕事がしたくて師事されているのかもしれません。


ジャングルだった場所がかなりスッキリして地元から参加していたご老人達も凄く感謝してくれました。長年自分たちで何とかしたいと思ってたが、こんなの自分達で何とかできるレベルでは無かったからと。

さすがに疲れて9時にはバタンキュー。でも、大変に勉強になって有意義な1日となりました。


早速、自分の家で今まで散々やってきたNGをリフォームしたいと思います。

 

レポート:吉田 登志幸

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