「ビーチボーイズと聞いて、何を思い浮かべますか」と聞かれたとき、
「Surfin' USAでしょ」
と答える人はもう少数派になってしまった。
それほどペットサウンズでのブライアンの偉業が知れ渡ったということだ。だが、
「Little Padでしょ」
と答える人はもっと少ないだろう。
神々しいポップスを作っていた頃の作品とは違い、厭世時代のブライアンの作品は取っつきにくい音楽に、虚無的でプライベートな歌詞を持つものが多い。
この曲のメロディーは、美しい欠片の寄せ集めで出来てはいるが、その肝心の歌詞を要約すると
"ハワイに小さなおうちが欲しい"
と、これだけ。拡大路線まっしぐらな60年代のアメリカでこんな慎ましい望みを主張するブライアンの尋常ではない精神状態もさることながら、なおかつ、住居は小さくという省エネルギー志向も見逃せない。
文 / 上岡 ケン
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