日頃から、エコロジーオンラインの活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。昨年に続き新型コロナ感染症に翻弄された１年が終わろうとしています。コロナ禍で海外への渡航もできず、緊急事態宣言で国内イベントの多くが中止となりました。そんな逆境のなか、コロナ感染に左右されないラジオを通したSDGs情報の発信事業がスタートし、青森、秋田、岩手、栃木、東京、石川、島根、鳥取、広島などの地域でエコロジーオンラインのメッセージを届けることができました。また、日本認知症予防学会との協働で、森林浴や音楽療法の社会的処方に向けた活動が始まり、仙台の秋保温泉では森林浴とワーケーションをつなぐ事業も始まります。リモート型の支援が中心となったマダガスカル事業は森をまもるラジオ番組づくりが始まっています。みなさまのご支援のおかげで今年も、そして来年も多岐にわたる活動を実行していく事ができます。2022年度のNPO法人エコロジーオンラインへの会費・賛助会費・寄付金のお振り込みをどうぞよろしくお願いいたします。

●「おしえて！SDGs」、「RADIOBERRY SDGs CONNECT」がスタート！

今年のエコロジーオンラインは上岡理事長がFMラジオでレギュラー番組を担当。

環境問題やSDGsの情報発信を手がけました。

今後はこのネットワークを活用し、地域のSDGs情報を首都圏中心に全国に伝えていくことで、グリーンな社会変革を目指していきます。

●世界に里山エネルギーを

昨年から始まる予定だったマダガスカルの栄養改善事業ですが、国連機関でのプロセスに滞りがあり、いまだにスタートすることができません。

来年春までの事業であるため、現実的には始まることなく終わることになりそうです。

その一方、化粧品会社アルビオンとはマダガスカルの小学校への文具の寄付事業が始まりました。

横浜で意見交換していたフェリス女学院大学との協働事業もスタートし、マダガスカル現地代表の浅川さんの講義や、横浜南部市場でのフェアトレード商品のイベント販売なども始まりました。

また、クラウドファンディングを通して集まった寄付金を活用して、マダガスカルで「ラジオミライ」という森林環境教育や日本文化を発信するラジオ番組の制作事業が始まりました。

11月から番組制作会議が始まり、現地のラジオ人材育成にも力を入れて動いていきます。

●アクション！SDGs

地域でのSDGs推進を目指して立ち上がった「地域SDGs推進ネットワーク」で栃木県佐野市の飛駒地域で「小さな拠点づくり」の事業をサポートしています。

飛駒の廃校の利活用を手がける現地法人の立ち上げの道筋が見え、現地の若手起業家を中心に意見交換が始まっています。

新たに始まるフットサルを中心としたスポーツツーリズムの支援の要請もあり、それぞれの地域の事業をつなぐことを考えています。

宮城県仙台市では東日本放送と第一興商とともにスポーツ庁の事業を受託しスポーツ×SDGs「スポーツの力で明日を変える！」というイベントを実施しました。来年は森林浴療法やSDGs連携を切り口に仙台市でも事業を実施していきます。

●Contents for Care

６月に実施された横浜での日本認知症予防学会の学術集会をコーディネートし、林野庁の森林サービス産業の担当者の講演や森林浴療法の住友先生のセミナーを実施しました。

また、白井貴子さんをアンバサダーに迎え、歌と講演も実施しました。

認知症予防大使である徳光和夫さんとTRFのサムさんを中心とする「リバイバルダンス」のコラボもあり、かなり話題豊富な大会となりました。

福岡で実施される来年度の学術集会では音楽をテーマとする基調講演の準備も始まり、森林や音楽を中心にエコロジーオンラインが手がけてきた取り組みが花を咲かせ始めています。

宮城県仙台市で秋保温泉の佐勘との協働も始まり、森林浴療法を核としたツーリズムやワーケーションをセットにした企業の健康経営支援の準備が始まっています。

また、エフエム栃木と栃木県の事業を受託して「いきいきライフセミナー」の講演を実施。

地域での音楽ケアの実践に向けての協働が始まりました。