4月21日、理事長他、エコロジーオンラインのスタッフが三宅島に訪問してきました。
今回が2回目のレポートです。(前回のレポートはこちら。)
新鼻新山
1日目とは打って変わって天気に恵まれた2日目は理事長を沖倉商店に残し、島内を撮影班だけで自由に探索させていただくことに。
1983年の噴火でできた新鼻新山。
ロックバンドのGLAYが「HOWEVER」のプロモーションビデオでロケーション撮影したという逸話もある三宅島でも屈指の絶景ポイント!
マグマが冷え固まった黒い砂、そこに吹き付ける潮風によって出来る風紋とが美しく、その風景はまるで火星のよう。
坪田林道
お借りした車で島内の沿岸をドライブしつつ風景を撮影していたところ...
「坪田林道」なるものを発見。
「巨樹・巨木林ガイドマップ」によると島内にはおよそ30の巨樹があり、2000年の大噴火以前はもっと森林が広がっていたとか。
道によっては歩いて行かなければならない巨樹もあり、全部を制覇するのはなかなか歯ごたえのある体験になりそう。
日本初の風力発電
撮影後、理事長と合流し昼食を終えた一行は沖山氏の案内で、日本で初めて導入された風力発電機「跡地」に向かうことに。
その風力発電機は当時としてはかなりの風速に耐えられるつくりだったそうで、導入当初は快調に動いていた発電機が、ある日見に行くと
「根元」から無くなっていたそうです。
理事長の表情からも三宅島の凄まじい風が分かりますね!
「聖地」
海面に浮かぶウミガメを見やりつつ一行は椎取神社へ...。
2000年の噴火で発生した泥流によって埋まってしまった鳥居と拝殿の姿は衝撃的。
新たに建てられた拝殿の奥には三宅島で最も神聖な場所とされる巨大な岩が祀られた本殿が。
鳥居を埋めてしまった泥流もなぜかこの場所だけは流れ込まなかったことからとても縁起の良いパワースポットとされています。
岩から染み出る地下水と深い森林の織りなす光景は必見です!
第3回に続く・・・。
文・写真 / エコロジーオンライン編集長