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【EOL+AI】人間による絶滅危惧種の増加 vs 人間による保護活動

http://www.lynxexsitu.es, CC BY 3.0 ES, via Wikimedia Commons

現在、実に45,000種以上の動物が絶滅の危機に瀕しており、その数は昨年よりも1,000種増加している。国際自然保護団体(IUCN)によると、これは、気候変動、外来種、不正取引やインフラ拡張などの人間活動による圧力が原因であるという。

 

IUCNは6月、最新の絶滅危惧種レッドリストを発表した。今年で60年目を迎えるこのリストは、絶滅の危機に瀕している動植物に警鐘を鳴らす一方で、スペインオオヤマネコのような保全の成功例にもスポットを当てている。

レッドリストには現在163,040種が登録されており、こちらも昨年より約6,000種増加している。チリのアタカマ海岸砂漠に自生するコピアポアサボテン、ボルネオゾウ、グランカナリアオオトカゲなどが絶滅危惧種に含まれていることがIUCNによって明らかになった。

 

コピアポアサボテンは長い間、観葉植物として珍重されてきたが、愛好家や業者がサボテンを展示・販売するソーシャルメディアによって違法取引が増幅されている。報告書によると、現在この種の82%が絶滅の危機に瀕しており、2013年の55%から大幅に増加しているという。

IUCNは、ヨーロッパやアジアで観賞用としてチリ産サボテンの需要が急増していることが減少の原因だと述べている。アタカマ地域の道路や住宅が拡張したことにより、密輸業者や密猟者が生息地へアクセスしやすくなり、取引が横行しているのだ。

 

 

2024年の更新では、ボルネオ島のアジアゾウも絶滅危惧種として取り上げられている。IUCNの分析によると、ボルネオゾウは野生で約1,000頭しか残っていないと推定されている。

ボルネオの森林が大規模に伐採され、ゾウの生息地の多くが破壊されたことなどにより、過去75年間で個体数が減少した。人間との争い、農業や木材プランテーションによる生息地の損失、鉱業やインフラ開発、密猟、農薬被害、車両との衝突なども、この種を脅かしている原因であるとIUCNは述べている。

 

 

絶滅の危機に瀕する動物が増えている一方で、絶滅寸前だったスペインオオヤマネコが保護活動により復活したという嬉しいニュースも報告された。2001年には62頭しか確認されていなかった成熟個体数が、2022年には648頭にまで増え、現在では2000頭を超えるほどに回復しているのだ。

 

今後も絶滅危惧種が増えてしまうことは避けられないだろうが、スペインオオヤマネコのように長年に及ぶ保護活動が実を結び、絶滅の危機から脱することができた動物もいる。決して簡単なことではないが、人間の活動により動物を救うこともできるのだということを証明した大きなニュースだと言えるだろう。スペインオオヤマネコのように素晴らしい復活を遂げる動物が増えることが期待される。

 

※この記事は、一部AIを使用しています。 

 

 <参照リンク>

List of threatened species grows by 1,000, but conservation efforts bring hope for some animals

 

 

翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部(一部AIを使用)

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