特定非営利活動法人エコロジーオンライン(栃木県佐野市、理事長:上岡裕)は、一般財団法人新エネルギー財団が主催する平成29年度新エネ大賞において、「新エネルギー財団会長賞(普及啓発活動部門)」を受賞しました。
エコロジーオンラインは、2000年の発足以来、すべての人のライフスタイルに起因する地球温暖化問題と、その対策となる再生可能エネルギーについて、音楽やキャラクターなどのコミュニケーションツールを通じて、わかりやすく伝える活動を行ってきました。
2015年3月には資源エネルギー庁グリーンパワープロジェクトと連携し、5つのグリーンパワーである太陽、風、水、大地、生きものの力を紹介する絵本「ヤマネのナノぼうけん」と、キャラクター「ヤマネのナノ」の企画制作を行いました。同絵本の読み聞かせやパネル展示の実施、実際に絵本に登場する再エネ機器を体験できる展示室を宮城県大郷町に開設するなど、継続的なエネルギー・環境教育を実践しています。
また、2016年4月に発生した熊本地震の支援活動として、5kWの太陽光パネルと37kwhの蓄電池を搭載し、屋外ステージとして使用できるソーラーパワートラックを被災地に派遣。その後「Green Power Caravan」として、太陽光発電100%のグリーンなステージを全国に届けながら、その活動収益を災害被災地や途上国に小規模の再エネ機器を寄付する費用として充てています。
こうした取り組みが、「地球環境問題や再生可能エネルギーに関する普及活動を、音楽やキャラクターなどを用いて行っている点に独自性がある」と評価され、「新エネルギー財団会長賞」の受賞につながりました。
当団体では1月31日まで、クラウドファンディングサービス「Ready for」にて、森林破壊が深刻化するマダガスカルの小学校に再エネ機器と文房具を贈るとともに、子どもたちに森を守る教育を行うための場づくりを目指し、40万円の支援を募っています。今後も、多くの人に身近な音楽やキャラクターを活用し、意識やライフスタイルをエコに変えるべく、活動に取り組んでまいります。
マダガスカルでの挑戦!環境の保全と教育で子どもたちに笑顔を!
【新エネ大賞について】
一般財団法人新エネルギー財団が、新エネルギーの一層の導入促進と普及および啓発を図るため、新エネルギーに係る商品および新エネルギーの導入、あるいは普及啓発活動を広く募集し、そのうち優れたものを表彰するものです。1996年にスタートした同大賞は今回で21回目。これまでに204件の優れた案件が表彰され、先導的な事例として新エネルギー等の普及促進に大きな役割を果たしています。平成29年度新エネ大賞の表彰式は2月14日に東京ビッグサイトで開催されます。