■クラウドファンディング挑戦の背景

多くの貴重な自然が残されており、「最後の楽園」と称されるマダガスカル。しかし昨年、JICAの調査事業で訪れた島で目にしたのは、破壊され尽くされた森林でした。マダガスカルでは、調理のために使われる薪や木炭のために、過度な森林伐採が行われており、これが森林減少の一因となっています。2005年からの5年間では、東京都の総面積の1.3倍もの森林が消失しました。

　こうした状況を食い止めるには、森を切り出して生活のためのエネルギーを得ている今の状況を変えなければいけません。そこで重要となるのは、子どもたちへの環境・エネルギー教育です。

　しかし現地では、小学校の月謝80円を払えない家庭が多く、また教室や住居には照明がないなど、子どもたちが学ぶための環境すら整っていないというのが現実です。こうした現状を受け、まずは勉強に必要となる筆記用具や、夜間も学習できるためのソーラーランタンを贈り、子どもたちに森を守る教育を行うための場所と機会をつくろうと、2017年12月11日（月）、40万円の支援金獲得を目指し、クラウドファンディングの募集を開始しました。

クラウドファンディングページ：マダガスカルでの挑戦！環境の保全と教育で子どもたちに笑顔を！

■クラウドファンディング実績報告

・募集期間：2017年12月11日（月）～2018年1月31日（水）23時まで
・募集日数：52日間
・目標金額：40万円
・募集形式：All or nothing形式（目標金額に1円でも満たない場合、支援は不成立となる形式）
・支援総額／支援者数：49万8千円（達成率125％）／31名（このほか現金やWeb経由の寄付も）
・募集ページ：https://readyfor.jp/projects/satoene

■ご支援者様の声

「小さな支援ですが、これがたくさん集まってやがて大きな力となって成功につながることをお祈りします」

「プロジェクトの話、3歳、5歳の娘たちにも話を聞かせました。長女は自分の貯金箱から101円を差し出してくれました。ささやかですがどうぞお役立ていただけるとうれしいです」

「世界中の子どもたちが教育の力で笑顔になりますように！」

■エコロジーオンライン事務局長・大和田正勝より御礼メッセージ

昨年の12月11日より開始した「マダガスカルでの挑戦！環境の保全と教育で子どもたちに笑顔を！」プロジェクトですが、みなさまの多大な応援・ご支援により目標額を超える49万8千円もの支援を集めることができました。心より感謝申し上げます。

私たちはこれからも様々なプロジェクトを通じて、医療、生活改善、森林復活など、もっと多くの人々の支援につながるよう活動していきます。引き続き、ご支援のほど、よろしくお願い致します。

■支援者様へのリターンについて

支援者様がそれぞれ購入したプランに応じたお礼（リターン）として、子どもたちからのサンクスレターや、マダガスカル産の石鹸・カカオ100％チョコレート・バニラ紅茶、職人手づくりのポーチ、小学校での名前入りボードの掲出、太陽エネルギー機器各種などを返礼させていただきます。お届けは、2018年4月中を予定しています。

■「トヨタ環境活動助成プログラム」 を活用した人材育成事業を開始します。

トヨタ自動車株式会社が実施する「トヨタ環境助成プログラム」の助成をうけ、「マダガスカルの森を守り、子どもたちに笑顔を！里山エネルギースクールプロジェクト」を開始します。

この事業では、平成30年2月1日から平成31年6月30日の約1年半に渡り、マダガスカルの森林破壊を緩和するために、家畜の糞尿から生み出すバイオガスや、太陽エネルギー機器を活用して、循環型の里山エネルギースタイルを学んでもらう里山エネルギースクールを開設します。このスクールは現地の有識者、先生、子どもたちに対する環境教育と人材育成を目的としています。

■新エネ大賞表彰式のお知らせ

エコロジーオンラインは平成29年度新エネ大賞「新エネルギー財団会長賞（普及啓発活動部門）」を受賞しました。この賞は、新エネルギーの一層の導入促進と普及及び啓発を図るため、新エネルギーに係る商品及び新エネルギーの導入、あるいは普及啓発活動を表彰するものです。2018年2月14日（水）13：30分より東京ビックサイト703会議室にて表彰式が開催されます。

■低炭素杯のファイナリストプレゼン発表選出のお知らせ

エコロジーオンラインは、全国の市民・企業・学校・自治体などが主体となって実施する個性的な温暖化防止の活動を、市民や他の活動団体に発表する低炭素杯において、栃木県代表としてファイナリストに選出されました。2018年2月15日（木）9：30分より東京都千代田区大手町の日経ホールにて、低炭素杯のファイナリストプレゼン発表を行います。