NPO法人エコロジーオンライン(栃木県佐野市 理事長:上岡裕)は、社会課題に取り組む音楽作家事務所ダレシア(共同代表:林幹郎、片山椋)の協力を得て、マダガスカルの森林再生へのメッセージを込めた楽曲の制作を手がけることになりました。6月5日、レコーディングの諸経費を集めるためにクラウドファンディングをスタートします。
エコロジーオンラインは、3年前のJICAとの協働をきっかけに、「マダガスカルの森を守り、子どもたちに笑顔を!里山エネルギースクールプロジェクト」を始めました。森林破壊が進むマダガスカルで、太陽光を使ったフードドライヤー、もみ殻やオガクズから作ったエコ燃料、家畜の糞尿からバイオガスを作る方法など、自然を破壊しない、現地で簡単に作成できる自然エネルギーの普及啓発活動を続けています。
現在続けている、薪や炭を大量に消費するエネルギースタイルからの脱却など、今ある森林を守る取り組みも大切ですが、新たな森を作るための植林や子どもたちへの教育も不可欠です。一部地域では、地域住民が森を怖れ、放火するような慣行が続いています。森を守り育てることが自分たちの生命にとって重要であることを、多くの住民に知ってもらうことが必要です。そのため、女子美術大学の協力を得て「森をまもるぬり絵」を作成しました。子どもと自然が描かれた各ページには、日本語とマダガスカル語で「木を植えよう!森はともだち」「森は動物たちの家」「森を育てよう」など森を大切にしたくなる言葉が綴られています。
そして今回、より多くの子どもたちにメッセージを届けるため、音楽を活用することにいたしました。テレビも新聞もない地域ではラジオが娯楽の中心です。ラジオを通して耳から歌のメッセージを届けることが早く広く知ってもらえる方法です。そのため、音楽作家集団のダレシアの協力を得て、クラウドファンディングで、ぬり絵の言葉を使った楽曲を作ってもらうことになりました。両国の絆づくりもこの活動のテーマの一つということもあり、レコ―ディングには、マダガスカルと日本の子どもたちに参加してもらう予定です。
先日訪問したマダガスカル大使館のミレイユ・ラクトゥマララ駐日マダガスカル共和国特命全権大使からも温かい応援のお言葉をいただきました。今後、現地の協働団体「マダガスカル・みらい」と協力して現地ラジオ局なども使い、この楽曲を広めたいと思います。マダガスカルで、そして日本で、この楽曲が流れ、両国の子どもたちに歌って踊ってもらい、国を越えてお互いを認め合い、さらに森をまもる心を育んでもらいたいと思っています。
ダレシアは共同代表である林幹郎と片山椋が、「嗜好として音楽を手に入れる」だけではなく「社会課題解決のために音楽を手に入れる」という新しい音楽体験の創造を目的に設立した、今までになかった音楽作家事務所。ポップで明るく楽しく、しなやか且つエネルギーあるエンタメ・音楽を活用し、社会貢献や地域課題解決の架け橋を新たなミュージックシーンとして切り拓く。
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