真夏を思わせるような暑い日曜日、環境再生活動をしている高田宏臣さんに佐野の丸岳地域の現地調査をしていただきました。
高田さんは被災地などで崩れてしまった山などを元々の理にかなった自然な環境に戻すべく活動されています。
丸岳地域の里山の現状を見ながら、要所要所でクワの入れ方や水の流し方、土手の作り方などを参加者の皆さんが理解できるようにアドバイスしてくれました。
————山を見ると、昔の人がどんな風に山の環境を整えていたか、それを窺い知る事ができる箇所が残っています。
山や神社は水が生まれる所です。
コンクリートやゴムを使わずに手入れをしてあげるときれいな水が湧き出る川になりますよ ————
と高田さん。
自然も身体も対処療法ではなく本質を治す事が大切ですね。
放置されていた丸岳地域の環境をなんとか良くしようと3年以上活動している田中さんは、「高田さんのお話を聞いて、まだこの山も再生できるんだと希望が持てました!」と笑顔で話していました。
参加者は、自伐型林業をされている方、山の環境再生に興味のある方、高田さんのお話を聞きたい方など40人ほどが集まりました。
まさに老若男女。若い女性や、半袖にジャージ姿の19歳の男性がいて、山の斜面もスイスイ歩いていました。半袖は尊敬するわー。と言うと「暑くないすか」と笑っていました。
30度を超える暑さの中、状態の悪い森に出没するヒルという難敵を避けながらではありましたが、爽やかな山の風を感じながらの学びの散策。気持ちよく汗をかいてデトックス&リフレッシュしました。
写真・文:エコロジーオンライン事務局
コメントをお書きください