米テネシー州第4の都市チャタヌーガにあるチャタヌーガ空港が100%自然エネルギーで運営されることになった。
全米初となるこの取り組みを支えるのは滑走路脇に設置された2.64MWのメガーソーラー施設。
この施設で生産された電力はテネシー川流域開発公社に販売され、使用した電力と相殺される。
テネシー州の代表する工業地帯だったチャタヌーガは1960年代、全米で最も大気汚染のひどい都市と言われた過去を持つ。その汚名を晴らすべく地域での取り組みを進め、大気汚染対策として導入した電気バスは名物となり、電気バスの製造は世界に輸出するまでに成長した。
チャタヌーガ空港にあるメガソーラーは大気汚染対策の一つとして連邦航空局の支援によってつくられている。最初に1MW、続いて1.1MW、そして今回の500KWと発電容量を増し、空港で使用される電力と同量を発電できるようになった。
南アフリカやインドなどでも自然エネルギー100%の空港が誕生しているが、公害に苦しんだ都市から持続可能な都市へと変貌を遂げたチャタヌーガの玄関口としてのメッセージ力は大きい。
チャタヌーガ・チュー・チューとエコロジー。
一度は訪れてみたい都市になった。
*「チャタヌガ・チュー・チュー」細野晴臣バージョンでお楽しみください。
<参照リンク>
チャタヌガ空港
文 / エコロジーオンライン編集部
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