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海外ニュース · 01日 8月 2024
かくれんぼ達人のトカゲ、秘境で生き延びる 新天地への移住問題で論争
アデレード郊外で30年以上絶滅したと考えられていたアデレードアオジタトカゲが再発見された。このトカゲは1950年代に絶滅と見なされ、1992年に再発見されたが、数が少なく絶滅危惧種に指定された。南オーストラリア州中部の限られた地域に生息しているが、気候変動により生息地が暑くなり、今後数十年で住めなくなる可能性が高い。研究者たちは、このトカゲが新しい環境で生き残れるかを確かめるため、より緯度の高い場所に移住させた。フリンダース大学の研究によれば、新しい生息地でトカゲは問題なく暮らしている。しかし、気候変動による生物の移住には批判もあり、新たな生息地での予期せぬ影響も考慮しなければならない。気候変動による移住が成功すれば、他の危機に瀕した生物にも役立つ前例となる可能性がある。

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