この地域にはもう一つ、観光の目玉があります。それが漁業で生計を立てる海洋民族ヴェズの存在。
ヴェズはマダガスカルの西部から南部にかけての海岸部に住む人々。古くから伝統的な暮らしを守って生きています。私たちが22日に訪れたのは多数の観光客が訪れるベタニア漁村です。
今回のマダガスカル訪問の第一の目標は里山エネルギーを学んでもらうワークショップを実施すること。里山エネルギースクールとして活動をしてくれているサカイ市ロバソア小学校で実施したワークショップは無事に終了し、新聞、テレビでもとりあげてもらうことができました。
その後、里山エネルギーのプロジェクトをさらに広げるための現地団体とのパートナーシップの構築や調査にあてられました。
今回のマダガスカル訪問で最も重要な取り組みは里山エネルギースクールでのワークショップです。
森林を破壊する薪や炭などのエネルギーへの依存を減らし、地域で生まれる廃棄物を活用してエネルギーを生み出すことを、地域住民に学んでもらうことが目的です。
アンタナナリボのバイオガス施設を見学した翌日、チェンマイ大学のサッチョン教授、エコロジーオンライン、マダガスカルミライの一行はマダガスカル国内で“パパビオ(有機農業の父)”と呼ばれるバジルさんを訪ねました。
エコロジーオンラインのマダガスカル支援も3年目を迎え、具体的な成果が見えてきました。
今回の3月15日から25日までの訪問は、里山エネルギープロジェクトの最初のモデルプラントとなったアンタナナリボでのバイオガス施設のフォローアップ、バイオガスの国内事業モデルの模索、里山エネルギースクールでのワークショップが主な目的です。
また、マダガスカルにとって大きな観光資源となっているバオバブを抱える西部のモロンダバ地域の里山エネルギー調査など、新たなことにもチャレンジします。
チーム・マダガスカル · 15日 12月 2018
いよいよ国際シンポジウムの当日。マダガスカル各地から参加者が集まっています。
まず最初に、エコロジーオンライン事務局長の大和田から、里山エネルギーの取り組みの紹介とマダガスカルでの「里山エネルギースクール」を紹介するところから、シンポジウムはスタートしました。
チーム・マダガスカル · 15日 12月 2018
トヨタ自動車の支援を受けて実施している「マダガスカルの森を守り、子どもたちに笑顔を! 里山エネルギースクールプロジェクト」の第2回目となるマダガスカル訪問が終了しました。
今回の主な目的はマダガスカル国内に里山エネルギーの協力者を増やすことです。そのために、タイ・チェンマイ大学からバイオガスの専門家のサッチョン教授をお呼びし、マダガスカルでのバイオガスの可能性について語りあうシンポジウムを企画しました。
チーム・マダガスカル · 08日 11月 2018
エコロジーオンラインの『里山エネルギープロジェクト』では、11月9日から19日にかけて、アフリカ東端に位置するマダガスカル共和国を訪れ、家畜の糞尿をエネルギーに変えるバイオガスエネルギーの国際シンポジウムを開催します。
当法人は『チーム・マダガスカル』と題する活動で森林破壊に苦しむ同国を3度にわたって訪問。現地の小学校と提携して子どもや近隣住民に小さな自然エネルギーを学んでもらう『里山エネルギースクール』の開校を準備してきました。
8月7日、環境省の「持続可能な開発目標(SDGs)を活用した地域の環境課題と社会課題を同時解決するための民間活動支援事業」を受託した団体が全国から集まり、国連大学2 階 レセプション・ホールにてキックオフのイベントが行われた。
エコロジーオンラインは飯山市で里山保全に関わる仲間とともに、里山ウェルネス研究会を立ち上げ、飯山の里山をブランド化し、障がい者雇用を促進する環境と福祉の課題を同時解決する事業に2年にわたってチャレンジする。
今回のマダガスカル訪問の大きな目的は、森を破壊しないエネルギーの開発を、現地の皆さんに学んでもらうネットワークづくりです。
実際にエネルギー開発を手がけてくれる人たちを育て、小さな雇用までつくりたいというのが最初の目標ですが、子どもの頃から自然や森の大切さを教えることを手がけるのが里山エネルギースクールです。